車を処分しようと考えた時、廃車をどこに依頼するか迷っている方も多いのではないでしょうか?廃車の方法は複数あり、基本的には車関連の業者ならどこでも依頼することはできます。
しかし、廃車費用に違いがあったりするため、選び方を間違えると損をしてしまうので注意しましょう。
ここでは、車の処分方法を簡単に解説し、廃車する場合の相場や費用の内訳などをまとめました。最後にはお得な廃車方法も紹介するので、車の処分にお困りの方は是非参考にして下さい。
不要な車の処分方法
買い替えなどで不要になった車の処分方法は、大きく分けて以下の4つがあります。
- 買取店などに売却する
- ディーラーなどで下取りを依頼する
- 友人や知人に譲渡する
- 廃車の手続きをする
基本的には買取や下取りを利用するのが一般的であり、まだ車に価値がある場合は買取や下取りが最もお得な処分方法です。
車検が切れていたり、動かない車でも価値がある場合は多いので、自分で価値がないと決めつけずに一度査定を受けてみましょう。
大体の相場ならネットだけでも簡単に調べることができるので、一度調べてみて下さい。
関連記事:車買取査定の相場を匿名で調べる方法!個人情報なしで概算価格をチェック!
とはいえ、古い車や走行距離が多い車だと査定で値段がつかないことも多くなってきます。値段がつかない場合、身近な人で貰い手がいなければ廃車の手続きをとることになるでしょう。
廃車の手続きは自分で行うこともできますし、車関連の業者であれば殆どが対応できます。
しかし、業者によって廃車費用に差があるため、依頼する業者を間違えると損をしてしまうので注意が必要です。
廃車手続きにかかる費用の相場と内訳
車を廃車する際にかかる費用は、細かく分けると以下の5つがあります。
- 手続きにかかる印紙代
- 代行手数料
- レッカー代
- 解体費用
- リサイクル料金
これらすべての費用がかかる前提で廃車費用を計算した場合、30,000円~50,000円程度が相場といえるでしょう。
ただ、廃車費用はざっくりと計算しているところも多くあり、業者によってかかる費用にバラつきがあります。損をしないためにも、廃車にかかる費用の内訳や相場を解説します。
手続きにかかる印紙代
車を廃車にするためには、管轄の運輸支局で抹消登録という手続きをしなければなりません。
抹消登録には以下の2種類があります。※()内は軽自動車の手続き
- 一時抹消登録(自動車検査証返納届)
- 永久抹消登録(解体返納)
一時抹消登録の場合は印紙代が350円、普通車の場合は印鑑証明書が必要なので、印鑑証明書の取得費用が別途かかります(300円程度)。
永久抹消登録の場合は手続き自体に費用はかかりませんが、いわゆる廃車証明書を発行する場合は300円の手数料が必要です。
とはいえ、廃車証明書を含めても手続き自体にかかる費用は数百円程度。
廃車時には自動車税の還付を受けることができ、車検が残っていれば解体後に重量税や自賠責保険料の還付も受けられます。
ただし、軽自動車の場合は自動車税の還付はないので注意して下さい。
代行手数料(業者に依頼した場合)
廃車の手続き自体にお金は殆どかかりませんが、業者に手続きを依頼すると代行手数料がかかります。
代行手数料は業者によって料金が違いますが、概ね5,000円~10,000円前後が相場でしょう。
ただし、依頼する業者によっては代行手数料が無料の場合もあります。
廃車にかかる費用を抑えたいなら、代行手数料のかからない業者を選ぶことが重要です。もちろん自分で手続きに行く場合も料金はかかりません。
レッカー代(引き取り費用)
車が動かない場合や車検が切れている場合、レッカー代や引き取り費用がかかります。
これも業者によって料金に違いがあり、運搬する距離が長いほど高額になりますが、余程遠方でなければ10,000円~20,000円前後が相場です。
自社で車を運搬できる車両を保有している業者は比較的安い料金で引き取りができるでしょう。ちなみに、エンジンがかかるなら仮ナンバーを取得して自分で車を運搬することもできます。
ただし、自賠責保険への加入が必要になり、最低期間である1ヶ月の保険料はかなり割高です。
レッカー代についても無料で行ってくれる業者はあるので、廃車を依頼する際は引き取りが無料の業者を選びましょう。
解体費用
車を解体して処分する場合(永久抹消登録)は、解体費用がかかります。解体費用は業者によって金額が大きく変わる部分ですが、最近は無料のところも多いです。
料金がかかる場合は10,000円~20,000円程度が相場ですが、損をしないためにはできるだけ無料の業者を選びましょう。
ただし、解体業者は一般ユーザーからの自動車解体作業を受けていない場合もあります。自分で解体業者を探す場合は、事前に解体の受け入れが可能か確認をしておきましょう。
リサイクル料金
リサイクル料金については、平成17年(2005年)以降に新車を購入した方は既に支払い済です。中古車の場合も平成17年以降に車検を1度でも通していれば支払いされています。
つまり、平成17年以前に車を購入し、ずっと放置していた車でない限り、基本的には廃車時に支払いする必要はありません。
リサイクル料金は車種やグレードによって変わるので、支払い状況を確認したい方は自動車リサイクルシステムのサイトで確認して下さい。
廃車費用を無料にする方法
廃車費用を無料にする方法は、廃車買取業者や解体業者に車の処分を依頼することです。廃車買取業者や解体業者では、国内では再販価値の無い車でも買取してくれます。
なぜ買取できるのかというと、海外への輸出や解体後のパーツを中古部品として販売したり、車に使われている鉄やレアメタルなどの金属を資源として販売するからです。
もちろん車によって買取額は違いますが、廃車にかかる手数料以上になることが多く、結果的に無料で車を処分することができます。
特に廃車買取業者は手数料やレッカー代を無料で行っているところが多く、0円以上の買取額を保証している業者も多いです。
車によっては思わぬ高額査定がでることもあり、お金を払って処分しようとしていた車が、逆にお金を貰って処分できることもあります。
ただし、全ての廃車買取業者や解体業者が無料で廃車できるわけではないので、利用する際には事前に確認が必要です。
廃車買取業者はどこがおすすめ?
廃車買取業者は複数ありますが、その中でも当サイトでは廃車本舗をおすすめしています。
廃車本舗をおすすめする理由は以下の3つです。
- 全国対応でレッカー代や廃車費用が無料
- 自社で解体工場を保有
- 海外への輸出ルートが豊富
廃車費用がかからないというのはもちろん、自社で解体工場を保有している点が大きなポイントです。
廃車買取業者は輸出に強いところはあっても解体となれば他社に依頼するケースが多くあります。
他社に依頼するということは、その分余計な中間マージンが発生するため、海外需要のない車は買取額が安くなってしまう可能性が高いです。
一方、解体業者の場合は基本的に解体が前提となってしまうため、海外で高く売れる車も関係なく一律で買取額が決まっていたりします。
廃車本舗なら輸出にも強く、自社で解体も可能なので、幅広い車種の高価買取が期待できるでしょう。
廃車本舗に限らず、廃車買取業者の場合はネットから申込みするだけですぐに買取額がわかるので、
実際にいくらで車が処分できるのか確認してみて下さい。
まとめ
不要な車の処分をディーラーや中古車買取店に依頼した場合、廃車費用がかかってしまったり、良くて無料で引き取ることが多いでしょう。
しかし、中古車としての価値がなくても車にはまだ価値があります。
その価値をしっかり買取額に反映してくれる廃車買取業者や解体業者に車の処分を依頼するというのが損をしないための正しい選択です。
廃車買取業者や解体業者であれば、車の処分にお金がかかることは殆どなく、それどころかお金を貰って廃車することもできるかもしれません。
自分で廃車手続きをするよりも簡単に車を処分できるので、この機会に是非利用してみて下さい。
また、当サイトでは廃車本舗をおすすめしていますが、廃車買取業者を色々比較して決めたいという方もいるでしょう。
そういった方のために、下記の記事では廃車買取業者のランキングを紹介しています。それぞれのメリットやデメリットが分かる比較表もあるので、是非参考にして下さい。