カーリースを申し込むと、納車までどのくらいの期間がかかるかは気になりますよね?
特に生活に車が必要不可欠な人にとっては納車までの期間は重要で、ある程度の目安がわからなければ今乗っている車を売却するタイミングも決められません。
今回は、そんなカーリースの納車期間や流れについてまとめました。
ここ数年は世界的な半導体不足、コロナ禍による製造工場の停止や減産によって、新車の納期は通常より遅くなっています。
これからカーリースを利用する場合は、納車までの期間に注意して利用して下さい。
カーリースの一般的な納車までの期間
カーリースの一般的な納車期間は、新車なら1~3ヶ月程度、在庫のある中古車でも2~3週間程度はかかります。
また、人気車種などの場合は注文に対して生産が追いつかないケースもあり、3ヶ月以上待つ場合もあるでしょう。
ちなみに、ディーラーで新車を購入する場合も納車までの期間は1~3ヶ月程度が一般的で、カーリースだから特別納期が遅いわけではありません。
新車は基本的に受注生産になるため、何らかの理由でたまたま在庫があるといった状況でない限りは数ヶ月待つことになります。
日頃から車が必要な人は、納車日を確認してから現在乗っている車の売却を検討しましょう。
即日納車が不可能な理由
カーリースでは即日納車は基本的に不可能ですが、その理由は以下の通りです。
- 契約、審査に時間がかかる
- 車庫証明書の取得に時間がかかる
- 登録手続きが必要になる
カーリースを利用するにあたっては審査が必要であること、オンラインで契約できるといっても必要な書類を準備して送付する必要があることなど、契約完了までに時間がかかります。
普通車の場合は登録手続きの際に車庫証明書(自動車保管場所証明書)も必要で、車庫証明書を発行するだけでも早くて3~4日程度はかかるはずです。
また、カーリースの場合はレンタカーなどとは違い、車の使用者として登録手続きが必要になるため、管轄の陸運局までいかなければなりません。
ですから、もし即日納車ができるとすれば、リースする車が軽自動車で、在庫のある店舗に直接行ってその場でリース契約が完了する場合のみです。
仮にその場で契約ができたとしても、車の登録に必要な書類が全て不備なく揃っていて、当日に登録できるケースはまずないため、基本的に即日納車は不可能でしょう。
カーリースの契約から納車までの流れ
カーリースが納車までに時間がかかる理由はわかったと思いますが、ここでカーリースの契約から納車までの流れを簡単に紹介します。
納車までの流れ(新車の場合)
- 乗りたい車、オプションなどを決める
- 料金を確認したら審査の申し込み
- 審査結果の連絡、契約内容の確認
- 必要書類の準備、記入、捺印をして送付
- ディーラーからの連絡で納車日を決定
- 納車(自宅または店舗など)
上記はオンラインでカーリースを契約する場合の流れですが、店舗で契約する場合も基本的な流れは同じです。
また、中古車の場合は在庫があるため、申し込み時に納車の日程は決められますが、新車の場合は明確な納車日が申し込みの段階ではわかりません。
ただし、事前にどのくらい納車まで時間がかかるかは聞くことができるので、申し込み前に問い合わせをしたり、契約の前には必ず納期の確認をしておきましょう。
カーリースは契約すれば納車まで代車を貸してくれる?
ディーラーなどの販売店では納車まで代車を貸してくれる場合もありますが、カーリースでは基本的に代車の貸し出しサービスはありません。
ですから、今乗っている車がある場合は、納車時期に合わせて手放すことが重要です。
とはいえ、納期が長いと先に今乗っている車の車検が切れてしまったり、故障や事故などでやむを得ず処分しなければならないケースもあるでしょう。
その場合、何とかして納車されるまでの足となる車を用意する必要がありますが、具体的には以下のような方法があります。
- カーシェアリングを利用する
- レンタカーを利用する
- 買取店で代車を借りる
カーシェアリングやレンタカーは有料ですが、買取店で代車を借りることができれば無料で済む可能性もあります。
売却する車がある場合は買取店での査定時に交渉し、納車までの期間代車を借りられるかどうか確認してみましょう。
ただし、どの買取店でも代車を貸してくれるわけではないですし、貸してくれたとしても長くて2週間程度になると思うので、その点には注意してください。
カーリースの納車をできるだけ早くする方法
カーリースの納車をできるだけ早くするためにできることは、必要な書類をすぐに用意して送付することです。
カーリースの契約で必要になる書類は、リース会社によっても異なる場合がありますが、基本的には以下の書類が必要になります。
- 免許証
- 住民票の写し(印鑑証明書)
- 車庫証明書
- 契約書
免許証は常に持っていると思いますし、契約書はリース会社から送られてくるので自分で準備する必要はありません。
上記の必要書類で時間がかかるのは住民票と車庫証明書ですが、最近ではマイナンバーカードがあればコンビニでも住民票を発行できる市区町村もあります。
車庫証明書は保管場所を管轄する警察署での申請、発行となりますが、受付は平日のみとなるので、自分で取得する場合は平日に2度警察署にいかなければなりません。
ただし、車庫証明書についてはリース会社が代行してくれる場合もあります。代行費用が既にリース料に含まれているケースもあるので、申し込み時や事前に確認しておきましょう。
納車までが早いおすすめのカーリース
カーリースの納期は新車が1~3ヶ月、中古車でも2~3週間程度が一般的ですが、中には通常より早く納車できる車を用意しているカーリースもあります。
例えば、以下の3社では台数限定で『即納車』が用意されていて、最短10日~14日で納車可能。
- コスモMyカーリース
- カーコンカーリース
- SOMPOで乗ーる
ただし、基本的に即納車は色やグレード、オプションなどが既に決まっている点には注意してください。
それぞれの特徴と即納車について簡単にご紹介します。
コスモMyカーリース
- 契約年数は3、5、7年から選択
- 走行距離制限も500、1000、1500kmから選べる
- 契約満了時は買取、再リース、返却が可能
- メンテナンスはオプション(3プラン)
- メンテナンスプラン加入でガソリン値引きあり
コスモMyカーリースは車の使い方に合わせて選べる自由度の高いプランと、ガソリンスタンドならではのガソリン値引きが特徴のカーリース。台数限定で即納車が用意されていて、最短2週間で納車が可能です。
コスモMyカーリースの公式サイトを確認したところ、即納車の見積りページへ移行しても色やグレードなどを選べるようになっていますが、即納車の一覧ページに記載されている色やグレードになるはずです。
コスモMyカーリースでは台数や対応可能地域も限定されているので、申し込みする際には即納車を希望していることを必ず伝えましょう。
カーコンカーリース
- 契約年数は7、9年から選択
- 走行距離制限は月間2000km
- 残価設定なしなので契約満了後は車が貰える
- メンテナンスパックはあるが軽自動車のみ(商用を除く)
- 輸入中古車も最短14日で納車可能
カーコンカーリースは残価設定なし(残価0円)が特徴の人気カーリースです。
残価設定なしなので、契約満了時の残価精算トラブルを心配する必要がなく、契約満了時まで乗り続ける場合は車が貰えるため、走行距離制限も実質無制限。
即納車が用意されていて、即納車は契約から納車まで最短14日で納車が可能です。
中古の輸入車も同じく最短14日で納車が可能なので、高年式、低走行距離の輸入車を狙っている人にもおすすめなのがカーコンカーリースです。
SOMPOで乗ーる
- 契約年数は3、5、7年から選択
- 走行距離制限は月間1000~3000km(500km単位で選択)
- オプション加入で中途解約や残価補償が可能
- メンテナンスプランはオプションで3種類
- 国産車はもちろん輸入車も取り扱いが豊富
- 車を使わないときはカーシェアが可能
SOMPOで乗ーるは、SOMPOホールディングスとDeNAが合同で運営するカーリースです。
中途解約リスクや契約満了時の残価精算リスクに備えられるオプション、カーシェアリングを利用して車の維持費を節約できるなどの独自のサービスが特徴。
即納車も用意されていて、契約から納車まで最短10日で納車が可能です。
SOMPOで乗ーるの即納車は他社と比較しても車種や台数が多いので、他社にはない即納車がみつかる可能性も高いでしょう。
カーリースでお急ぎの場合は即納車や中古車を使おう!
カーリースの納車までの期間はディーラーなどと基本的に変わりませんが、オンラインでの契約となる場合は書類の返送などで多少納期が遅れる場合があります。
もし、なるべく早く納車してほしい場合は、必要な書類を事前に揃えておき、即納車が用意されているカーリースを利用するのがおすすめです。
ただし、即納車は既に在庫されている車両になるため、車種やグレード、オプションや対応地域が限定されてしまう点には注意して下さい。
また、在庫があるという点では中古車も条件は同じなので、新車にこだわりがなく、納車を急いでいる人にはおすすめです。
中古車を扱うカーリース(サブスク)は下記の記事にまとめてありますので、よろしければ参考にしてください。