中古車には、『非公開車両』と呼ばれる車があるのは御存知でしょうか?
非公開車両と聞くと、一般には紹介しない特別な中古車、というプラスのイメージを持つ方もいれば、事故車などの訳ありな中古車、というマイナスイメージを持つ方もいるでしょう。
しかし、結論から言えば、非公開車両は『仕入れから販売までの期間にある中古車』のことを言い、何か特別な理由があるわけではありません。
ですが、状態の良い中古車は展示してからすぐに売れてしまうことも多いため、非公開車両の情報を知ることが出来れば、希望の中古車が見つかりやすくなります。
ここでは、
- そもそも非公開車両ってなに?
- 非公開車両の探し方は?
- 非公開車両を購入するメリット・デメリット
などについてまとめてみました。
気に入った中古車がなかなか見つからない、新古車などの人気中古車を探している、という方は、非公開車両から見つかるかもしれないので、是非最後までご覧ください。
非公開車両とは?
中古車の市場では、一般には公開していない非公開車両というものがあります。
非公開車両は、『一般には紹介しない状態の良い車』というイメージを持っている方も多いですが、それは少し違います。
非公開車両とは、単純に仕入れから間もなく、まだ公開していない車のことを言います。
もちろん新古車のような新車同様の中古車も中にはありますが、それ以外の中古車も店頭に並ぶまでは全て非公開車両ということです。
とは言え、今現在中古車を探している見込み客がいる場合、非公開車両から優先的に案内するというケースは少なくありません。
『まだ整備などは終わっていないのですが、状態の良い中古車が入りました・・・』『つい先日仕入れたばかりの車があるのですが・・・』などという形で案内されることもあるでしょう。
ですから、状態の良い中古車は店頭に並ぶ前に売れてしまうことも少なくないのです。
さらに、今では非公開車両を積極的に販売する業者もでてきており、非公開車両という言葉自体も一般的に知られるようになってきました。
そういった意味では、普通に中古車を探すよりも非公開車両の情報を知っていたほうが状態の良い車を見つけやすいというのは間違いではありません。
非公開車両はお得に中古車を購入できる?
非公開車両は、状態の良い中古車が見つかりやすいというだけでなく、通常よりもお得に購入できる可能性が高いです。
その理由は、非公開車両が生まれるポイントと中古車の販売ルートにあります。
非公開車両が生まれるポイントは3つ!
中古車販売店の多くは、業者専門のオートオークションを通じて中古車の仕入れを行います。
オートオークションで落札した車は、点検や整備をした後、店頭に並べられますが、準備が整うまでに約2週間ほどかかります。
この約2週間という期間が、非公開車両が生まれる1つ目のポイントです。
また、自社で買い取りも行っている業者の場合買い取った車は通常オートオークションに出品します。
車というのは、基本的に時間が経つにつれて価値が下がるので、売れるか分からない車を在庫しておくと損をするリスクがあるからです。
買い取った車をオークションに出品する前には、名義変更はもちろん、少しでも入札が増えるように、磨きなどを行ってから出品します。
このオークション出品までの準備期間が非公開車両が生まれる2つ目のポイントです。
買取した車が人気の車種で状態も良い場合、オートオークションに出品しなくても自社で販売できると判断され、店頭に並べられる車もあります。
この場合も、店頭に並べる前に磨きや点検などの準備が必要になります。これが非公開車両が生まれる3つ目のポイントです。
非公開車両はお得に中古車を購入するチャンス!
上記のように、非公開車両が生まれるポイントは3つあり、そのうち2つはオークションを経由していない中古車になります。
つまり、中間マージンが抑えられる分、価格を安く設定できるということになり、通常よりもお得に中古車を購入できるチャンスがあるということです。
この非公開車両の販売は、ユーザーだけでなく業者側にもメリットがあります。
販売する業者からしても、オートオークションに出品するには出品料などの費用がかかるため、直接販売した方が利益率は高くなりやすいからです。
また、出品しても希望落札価格まで届かず、売れ残るリスクも少なからずあります。
このように、非公開車両を販売することは、業者とユーザーの両方にメリットがあるため、中古車販売の理想形といえます。
ですから、規模の大小はあるとしても、昔からどの業者もやっていることでしょう。
しかし、積極的に行うためには、大規模な中古車の仕入れと、販売ルートの両方が必要になるので、なかなか難しいというのが現状です。
非公開車両を購入するメリット・デメリット
ここまでで非公開車のメリットについては、ある程度理解できたかもしれません。
しかし、もちろんメリットだけでなく、非公開車ならではのデメリットも存在します。ここで、非公開車のメリットとデメリットをまとめてみましょう。
非公開車のメリット
非公開車のメリットをまとめると、
- 状態の良い中古車が見つかりやすくなる
- 通常よりもお得な中古車が見つかりやすい
という2つになります。
店頭に並んだり、中古車情報誌に掲載されてしまえば、状態の良い中古車はすぐに買い手が現れて売れてしまいます。
しかし、非公開車両ならライバルも少なく、より多くの中古車を選択肢に入れることができます。その結果、希望する条件の中古車が見つかりやすくなるでしょう。
特に新車同様の新古車は数も少なく、非常に人気も高いので、非公開車からも探しておくと見つけやすくなるはずです。
また、非公開車の中には、買取後の中古車などオークションを経由していない中古車や、中古車情報誌やネットに掲載していない車が含まれます。
広告費やオークションにかかる手数料などが省けるため、通常より価格が抑えられたお得な中古車が見つかりやすくなるでしょう。
非公開車両のデメリット
非公開車両には、メリットだけでなく、以下のようなデメリットもあります。
- 闇雲に中古車店を回っても見つからない
- 実際に車をみることが出来ない場合も多い
- 購入するかどうかの判断を早くする必要がある
そもそも非公開車両ですから、お店に行かなければどんな中古車があるか分かりません。非公開車両があったとしても、希望する条件に合った中古車である可能性はかなり低いと言えます。
大手中古車販売店なら、他の店舗にある非公開車両を共有しているところもあるかもしれませんが、必ず紹介してくれるわけでもありません。
仮に紹介してくれたとしても、すぐ行ける距離で希望する条件の中古車が見つかるとは限らないので、実際に車を見ることができない場合も多いでしょう。
大手中古車販売店の場合は、非公開車を一括で管理し、整備や磨きなどを行ってから各店に展示されることもあるため、そもそも一般の方がその中に入ることは難しいこともあります。
また、非公開車両となっている期間は短く、早めに決断しなければなりません。
ですから、非公開車両を購入する際には、予め希望条件などを絞り込み、この条件なら購入するという自分なりの判断基準を持っておく必要があります。
非公開車両の探し方
非公開車両を自分の足で探すのは、あまり効率の良い方法とは言えません。非公開車両を探すなら、『ズバット車販売』というサービスに登録するだけで簡単にできます。
ズバット車販売は、東証一部上場企業で中古車販売大手のネクステージと提携し、非公開車両を紹介してくれるサービス。
毎日約500台入荷される中古車の中から、プロがあなたの探している条件に合った車を探してくれるので、基本的には待っているだけです。
今すぐ探したいという人はもちろん、数カ月後に乗り換えたいという人まで、希望のペースに合わせて探してくれます。
探してくれるのはプロなので、車に詳しくなく、車種などが良く分からなくてもイメージさえあれば問題ありません。
販売後のアフターサービスもしっかりしているので、安心して中古車探しを任せられるでしょう。
非公開車両は、現車を自分の目で直接見ることができないというデメリットもあるので、実際の店舗でも中古車を探しながら、並行して探していくのがおすすめです。
そうすることで、ある程度の相場も把握でき、非公開車両が見つかったときにも、その車がお得なのかどうかを判断することもできるでしょう。
自分で探している中古車にプラスして、非公開車両からも探すことができるので、選択肢が広がり、希望の中古車がみつかりやすくなるはずですよ。
『ズバット車販売』の利用はもちろん無料なので、なかなか希望の中古車が見つからない方や、これから中古車を探すという方は、是非利用してみて下さいね。
まとめ
中古車市場には、非公開車両というものがあり、これを含めて探すかどうかで、条件に合う車が見つかる確率は大きく変わります。
実車が見れないなどのデメリットはありますが、お得な中古車や状態の良い中古車が見つかりやすいなどのメリットも多いので、思わぬ掘り出し物がみつかるかもしれません。
中古車は1台ずつ状態が違います。買ってから後悔しないように、非公開車という選択肢を増やし、妥協のない中古車探しをしましょう。
また、中古車は値引き幅が小さいので、いかに今乗っている車を高く売るかが実質的な値引きとなります。必ず複数の買取店を比較して交渉しながら高値を引き出しましょう。
複数の買取店を比較するなら一括査定を利用するのがおすすめです。下記におすすめの車一括査定をまとめてありますので、よろしければ参考にしてください。