東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を記念して、図柄やエンブレム付きといった特別仕様のナンバープレートが期間限定で発行されています。
しかし、車のナンバープレートなんて買い替えのタイミングや引っ越しでもしなければ変更する機会はないため、意外と知らなかったという人も多いのではないでしょうか?
実はこのオリンピックナンバーは2017年10月から申し込みが可能になっていましたが、いよいよオリンピックが開催され、申し込み可能な期限も迫ってきています。
ここでは、やっぱり記念にオリンピックナンバーにしたい!という人のために、申し込み方法や期限、かかる費用などについてまとめましたので参考にしてください。
オリンピックナンバーの種類と値段
画像引用元:国土交通省
オリンピックナンバーは、大きく分けると図柄入りのナンバープレート、ワンポイントのエンブレムだけがついたナンバープレートの2種類があります。
対象となる車種は自家用の登録自動車と軽自動車、事業用の登録自動車で、二輪車は対象外です。
黄色のプレートが白色になることから、軽自動車のオリンピックナンバーが特に人気があります。
また、寄付金ありの図柄入りナンバーより、ワンポイントのエンブレムだけがついたナンバープレートが人気です。
オリンピックナンバーの値段
ナンバープレートは種類や大きさ、地域によって値段が若干変わりますが、オリンピックナンバーもそれは同じです。
オリンピックナンバーの値段
- 登録自動車(大型)・・・10,950円~15,900円
- 登録自動車(中型)・・・7,300円~9,500円
- 軽自動車・・・7,330円~9,850円
上記は2枚セットの値段で、1枚だと半額になります。基本的には前後セットとなるため、毀損や汚損による交換でなければ上記の料金が適用されるでしょう。
ちなみに、大型に該当するのは8t以上のトラックなどになるため、普通車であれば基本的に中型の料金を参考して下さい。
また、オリンピックのエンブレムだけでなく、図柄入りのナンバーを希望する場合は、別途1,000円以上の寄付金が必要です。
もし、自分で申請せずにディーラーや整備工場などへ依頼する場合、さらに別途手数料がかかります。
手数料については店舗によって違いますが、安いところで1万円前後、高いところだと2~3万程度かかる場合もあるかもしれません。
オリンピックナンバーの申し込み方法
オリンピックナンバーの申込みは、大きく分けるとナンバーを変更しない場合と変更する場合の2つに分かれます。
いずれにせよ、住所の変更がなく、オリンピックナンバーに変更するだけなら申込みや手続きはそれほど難しくありません。
申請はインターネット、もしくは陸運支局の窓口でも可能ですが、通常のナンバープレートとは違ってすぐに発行できるわけではないので、窓口だと2度手間になります。
基本的にはインターネットで申し込み後、発行可能になったら陸運支局にいくという流れがおすすめです。
申し込み手順と流れ
まず、パソコンやスマホで図柄ナンバー申込サービスにアクセスし、申し込み手続きを行います。
氏名や電話番号、メールアドレスといった情報だけでなく、車の情報も入力する必要があるため、手元に車検証を準備しておくとスムーズに入力できるはずです。
申し込みの流れは現在と同じナンバーを使用するか、希望ナンバーを申請して変更するかによって変わってきます。それぞれの詳しい流れは以下の通りです。
画像引用元:国土交通省
難しそうに感じるかもしれませんが、簡単にいえば、事前に申し込みをして料金の支払いが済んだら、申請所を持って指定された窓口にいくだけです。
1つ注意点があるとすれば、車の所有者が自分ではなくローン会社やリース会社などになっている場合、所有者の委任状が必要になる場合があるということ。
委任状が必要なるケースとならないケースがあるため、車の所有者が自分以外の場合は事前に確認してください。
また、上記の画像をみてもわかるように、希望する番号が抽選対象だった場合、抽選は週に1回しか行われません。
当選を待っていると申し込み期限を過ぎてしまう可能性があるため、期限が近い場合は注意してください。
車のオリンピックナンバーはいつまで申し込み可能?
期間限定で発行されている特別仕様のナンバープレートですが、交付期間は平成29年10月10日~令和3年11月24日までです。
しかし、上記は交付可能な期間であり、申し込みの締め切りはもっと早いので注意してください。
オリンピック・パラリンピックナンバーの申込み期限は、申込方法やナンバーによって違います。それぞれの申込み期限は以下の通りです。
- インターネット申込・・・
令和3年9月14日(火) 24時まで - 予約センター窓口(抽選対象希望番号)・・・
令和3年9月17日(金) 窓口業務終了まで - 予約センター窓口(一般希望番号、交換、再交付)・・・
令和3年9月30日(木) 窓口業務終了まで
上記の申込み期限を過ぎた場合、新規の申込みはもちろん、汚損や毀損による交換や再交付もできません。
予約センター窓口は各地の陸運支局にあるので、平日しか受付はしていません。インターネット申込を利用する場合は期限に注意しましょう。
また、抽選希望番号とは、基本的にはゾロ目や1桁などの番号ですが、それ以外でも特に申込み件数が多い番号は抽選対象となります。(例:1122,2020など)
地域によっても対象となる番号は違うので詳しくは下記のページで確認してください。
まとめ
オリンピックナンバーは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の記念としてだけでなく、軽自動車でも白ナンバーにすることが可能です。
オリンピックの延期によってオリンピックナンバーの交付期間も延長されましたが、いよいよ申し込み期限が迫っています。
窓口では遅くとも令和3年9月30日(木)まで、インターネットの場合は令和3年9月14日(火)までに申請しなければならないため、オリンピックナンバーに変更したい人はお急ぎください。
また、引っ越しをして住所変更が必要になり、ついでだからオリンピックナンバーにしようという人もいると思います。
住所変更をする場合は車庫証明書の申請も必要になるため、手続きもひと手間増えますが、自分でやってもそこまで難しくはありません。
業者に頼むと手数料が高いので、費用をかけたくない場合は自分で手続きに行ってみましょう。車庫証明の取り方については下記の記事も参考にしてください。