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タイヤ交換の正しいやり方|自分でやる時の危険性と注意点

 2019/05/11 メンテナンス・板金
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タイヤ交換を自分でやる方法

車のタイヤ交換を自分でやるという方は
意外と多いようです。

スタッドレスタイヤへの交換や、
パンク時のスペアタイヤへの交換など、
一度は自分でやったことがあるという方も
多いのではないでしょうか?

ホイール付のタイヤ交換は、外して付けるだけ
の単純な作業で、確かに簡単そうに見えます。

しかし、全く知識が無い方がタイヤ交換を
自分で行うことは危険で、間違ったやり方を
していることに気付かず、最悪の場合は
事故に繋がることもあります。

ここでは、初めてタイヤ交換を自分でやろうと
している方にも分かりやすく、タイヤ交換の
正しいやり方や注意点、必要な工具などを解説します。

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タイヤ交換は簡単だけど知識が無いと危険!

タイヤ交換の知識が無いと危険

タイヤ交換自体は確かに簡単な作業ですが、
正しい知識が無いとジャッキアップ中に
車が落下したり、走行中にタイヤが外れて
大きな事故に繋がることもあります。

また、作業中にハブボルトがねじ切れたり、
ネジ山が破損してタイヤ交換が最後まで
できないことも初心者にありがちです。

とはいえ、正しいやり方と知識、必要な工具
さえ揃っていれば、このような事故は未然に
防ぐことができます。

初めてタイヤ交換をする時は不安になる
気持ちは分かりますが、そこまで心配する
必要もないのです。

タイヤ交換を自分で交換したい方はもちろん、
それ以外の方でもパンク時にスペアタイヤと
交換することがあるため、車を乗る方なら
正しいやり方を知っておいて損はありません。

いざという時の為に、役に立つ知識なので、
是非この機会に覚えておきましょう。

タイヤ交換の正しいやり方を知っていれば、
自分でローテーションを行うことも可能です。

車のタイヤがパンクしたら?修理可能かどうかの見分け方と対処法!

タイヤローテーションの費用と時期の目安|自分でやる方法は?

 

タイヤ交換を自分でやる際に必要なもの

タイヤ交換に必要な工具

タイヤ交換を始める前に、必要な工具が
揃っているか確認しましょう。

タイヤ交換自体は車載工具さえあれば
一応可能ですが、最近の車は車載工具が
無い場合もあるので注意してください。

ここでは、タイヤ交換に最低限必要なもの、
作業効率や安全性を高めるためにあった
ほうが良いものに分けて御紹介します。

 

タイヤ交換に最低限必要なもの

  • ジャッキ
  • ホイールナットを回すレンチ

この2つは、車載工具として車に装備されて
いるものですが、無い場合はタイヤ交換ができません。

カー用品店やネットでも購入できるので、
車載工具がなければ揃えておきましょう。

ジャッキには大きく分けて2種類あります。

コンパクトだが安定性と耐久性の低い
パンタグラフジャッキ(シザーズジャッキ)と
少し重くて場所をとるが安定性と耐久性の高い
フロアジャッキ(ガレージジャッキ)です。

パンタグラフジャッキは基本的に応急用で、
1輪ずつしか上げることはできません。

今後タイヤ交換などをやる機会が多いなら、
簡単にジャッキアップできて作業効率もあがる
フロアジャッキがおすすめです。

 

タイヤ交換時にあったほうが良いもの

  • クロスレンチ
  • トルクレンチ
  • 輪留め

クロスレンチは、ホイールナットを回す工具で
十字レンチとも呼ばれます。

車載工具のレンチよりも力が入りやすく、
作業が簡単になるため、特に女性は
あったほうが良いかもしれません。

また、トルクレンチは自分でタイヤ交換を
する際にはほぼ必須で、ホイールナットを
既定の力で締めるための工具です。

トルクレンチがあると、ナットの締めすぎで
ネジが切れてしまうこともなければ、
締める力が足りないといったこともありません。

ホイールナットはプロでもトルクレンチを
使用して締めるので、事故を防止する
ためにもなるべく用意した方が安全です。

輪留めは車によっては車載工具と一緒に
積んであることもあり、ジャッキアップ時に
車輪が動いてジャッキが外れるのを防止します。

 

タイヤ交換の正しいやり方と注意点

タイヤ交換

 

タイヤ交換に必要なものが揃ったら、
いよいよ作業に入ります。

ここでは、車載工具としても装備されている
パンタグラフジャッキを使用したやり方を
御紹介したいと思います。

まず、ジャッキアップは必ず平らで舗装
された場所で行います。

凸凹している場所や傾斜のある場所、
路面が柔らかい場所でのジャッキアップは
転倒の恐れがあるので避けて下さい。

また、アスファルトも真夏は柔らかくなっている
ことがあるので、なるべくコンクリートの場所を
選んだほうが安全です。

場所が問題なければ、車のエンジンが停止し、
シフトがパーキングになっていることを確認します。
(MT車はギアをRに入れる)

サイドブレーキ(パーキングブレーキ)を
しっかりかけたら準備は完了です。

 

ジャッキアップポイントを確認する

ジャッキアップポイント

ジャッキアップポイントは、殆どの車が側面
にありますが、車種によって場所や形状が
違うので、初めての方は念のため説明書で
確認してください。

また、ジャッキアップポイントの形状に合った
ジャッキを使用しないと、ボディー側が潰れて
しまうことがあります。

パンタグラフジャッキの場合は、車にあたる
部分に溝があるタイプと、平らなタイプがあるはずです。

標準装備の車載工具なら形状も合っている
はずなので心配ありませんが、自分で購入
した場合は注意して下さい。

 

外すタイヤのホイールナットを少しだけ緩める

ホイールナットを緩める

ホイールカバーが付いていてナットが
回せない場合は最初に外します。

基本的にはハマっているだけなので、
引っ張れば外れるはずです。

ジャッキアップする前に、ホイールナットを
少しだけ緩めましょう。

ジャッキアップしてからだとタイヤが空転して
しまうこともありますし、ジャッキアップ中は
不安定なので強い力をかけるのは危険です。

緩めすぎるのも良くないので、半回転から~
1回転くらい緩めれば問題ありません。

 

ジャッキアップする

ジャッキアップ

 

ジャッキアップする前に、輪留めがあるなら
外すタイヤの対角線上にあるタイヤにセットして下さい。

ホイールナットを緩めたら、ジャッキを使って
タイヤが少し浮く程度まで車を持ち上げます。

パンタグラフジャッキを使用する場合は、
ジャッキアップポイントにあたるまでは手で
回したほうが早いので、ハンドルはジャッキ
に荷重がかかってから使用しましょう。

車種によっては、ハンドルが真っ直ぐで、
レンチを組み合わせて使用するものもあります。

パンタグラフジャッキは、伸びれば伸びる程
不安定になってしまうので、限界まで回さず、
タイヤが外れるくらいで止めておきましょう。

 

交換するタイヤを外す

タイヤを外す

ホイールナットを回してタイヤを外します。
足で軽くタイヤの下側を抑えながら回すと、
タイヤが斜めにならずにナットを緩められます。

予め緩めているので、少しレンチを使用すれば
後は手で回るはずです。

タイヤを外すときは、ハブボルトを傷つけない
ように注意しながら水平に外します。

タイヤが斜めになった状態で引きずるように
外してしまうと、タイヤの重みでハブボルトの
ネジ山を削ってしまうことがあるので注意しましょう。

外したタイヤは、車体の下(ジャッキの横)
に置いておくと、万が一ジャッキが外れても
タイヤが支えてくれるので安全です。

 

タイヤを取り付ける

タイヤの取付

タイヤを取り付ける時も同様に、ハブボルトを
傷つけないように注意して装着します。

最初に下側のナットを手で締めておくと、
ホイールが斜めにならずにある程度固定
出来るはずです。

ホイールナットはいきなりレンチを使用せず、
手で締まるところまで回していきます。

最初からレンチを使用すると、ナットが斜めに
無理やり入ってしまうことがあるからです。

また、ホイールナットの向きを間違えない
ように注意して下さい。

特に貫通ナットは、どちら側でも付いて
しまうので間違えやすくなっています。

ナットの形状を良くみて、テーパー状になって
いる方がホイール側です。

その後はレンチを使用してナットを締めて
いきますが、ホイールナットには締める順番があります。

 

ホイールナットを締める順番

ホイールナットを締める順番

ホイールナットは、対角線上に締めます。
4つの場合は十字に、5つの場合は星を
一筆書きでかくような順番です。

さらに、ホイールナットは一気に締めず、
数回に分けて均等に締めていきます。

こうすることで、ホイールの中心がずれ
にくくなり、変な位置でナットが締まる
ことも予防できます。

ホイールの中心がずれて付いてしまうと、
タイヤが振動したりナットが緩む原因に
なるので注意して下さい。

また、ナットを本締めするのは、ジャッキを
降ろしてからになります。
ここで力強く締める必要はありません。

レンチを回して硬くなったら、軽くレンチを
叩いてキュッと締める程度で十分です。

 

ジャッキを降ろしてナットを本締めする

タイヤの本締め

タイヤを交換して仮締めが終わったら、
車体の下に入れていたタイヤをどかして
ジャッキを降ろします。

ジャッキを降ろしたら、ホイールナットを
本締めしますが、ホイールナットの締め付け
トルクは決まっています。

初心者の方は緩むことを心配して力いっぱい
締めますが、それだと殆どの場合は締めすぎです。

ですから、足で体重をかけて締めるなんて
ことは絶対にやめて下さいね。

 

ホイールナットの締め付けトルク

締め付けトルクは車種にもよりますが、
軽自動車なら80~100N・m
乗用車なら100~120N・mが目安です。

既定トルクで仮締め時と同じ順番に
ナットを締めていきましょう。

締め付けが緩ければ外れる危険があり、
強すぎればネジが切れてしまいます。

これがどの程度の力なのか分からない方は、
安全のためにもトルクレンチを用意しましょう。

トルクレンチを正しく使用すれば、設定した
トルク以上の力はかかりません。

感覚に頼るのは危険なので、慣れている方も
なるべくトルクレンチを使用することをおすすめします。

 

増し締めのタイミング

増し締め

タイヤ交換が終わってある程度走行したら、
ホイールナットが緩んでいないか増し締めします。

増し締めといってもさらに締め込むという
わけではなく、既定トルクをかけて緩みが
ないかを確認するだけです。

増し締めのタイミングは、走行距離で
50~100kmが目安です。

タイヤ交換時に既定トルクで締めていても、
走行後に緩む可能性がないわけではありません。

トルクレンチ使用の有無に関わらず、
安全のために増し締めは行いましょう。

 

自分でタイヤ交換をする際はナットの種類に注意

ナットの種類に注意

自分でタイヤ交換をする際には、ナットにも
種類があることを忘れてはいけません。

ナットの種類が違うと、既定トルクで締めても
後から緩んでタイヤが外れる原因になります。

スペアタイヤは純正ホイールに合わせて
あるので、そのまま同じナットを使用しても
問題ありません。

しかし、スタッドレスをホイールセットで購入
した際など、社外ホイールと純正ホイールで
ナットの形状が違う場合も多いです。

カーショップなどで購入して取り付けた場合、
純正のナットが合わなければ別売りのナットを
一緒に購入するはずですが、通販などで購入
して純正ナットをそのまま使用する際は要注意です。

タイヤ交換を自分で行う際には、交換する
ホイールの形状にあったナットを使用しましょう。

 

まとめ

いかかでしたか?タイヤ交換は自分でも
できる簡単な作業です。

しかし、正しい知識ややり方を知らなければ、
事故に繋がる危険もあります。

もし、自分でタイヤ交換をするつもりなら、
必要な道具を揃え、安全に作業できる
環境を整えてから行うようにして下さい。

タイヤ交換は組み換えと違って工賃も
それほど高いわけではないので、
危険性があることを理解した今なら、
やっぱりプロにお願いしようと思う方もいるでしょう。

何事も自分でやってみるというのは大切な
ことですが、無理のない範囲で自分にあった
方法を選択してくださいね。

タイヤ交換の工賃相場|プロが教える持ち込みで費用を抑える方法!

また、交換時期を過ぎたタイヤは性能が
大きく低下するため、早めの交換が必要です。

特にスタッドレスタイヤは使用期間が短く、
保管している間に交換時期を過ぎている
こともあるので注意しましょう。

タイヤの交換時期の見分け方は、下記の
記事を参考にして下さい。

タイヤの交換時期を判断する3つのポイント!スタッドレスも同じ?

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yasu

yasu

自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングのことまで幅広い知識を生かして記事を執筆中。国家資格の整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

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