車検には有効期限があり、満了日までに車検を受けなければ公道を走ることができません。
しかし、普段忙しく働いていると、車検を出しに行くタイミングがなかったり、忘れてしまったりすることもあるでしょう。
また、車検は混雑する時期というのがある程度決まっていて、ギリギリに出そうとすれば予約でいっぱいなんてこともあるかもしれません。
本記事では、車検の混雑する時期や適切な車検のタイミング、車検を前倒しで受けるメリット・デメリットはあるのか?などについて解説します。

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車検の満了日はどこで確認する?
車検を受けるのは数年に一回なので、いつ受けたのかなんて覚えていませんよね?特に中古車を購入した場合は、あとどのくらい車検が残っているかなんて確認しなければわかりません。
車検の満了日は、車検ステッカーや車検証に記載されています。車検ステッカーで確認する場合は、車の外側から見える数字ではなく、室内側に記載されている日付を確認しましょう。
もし見えにくかったりする場合は、車検証で確認するのが確実な方法です。次の車検はいつ?と気になっている方は、一度確認してみて下さい。
車検が切れてしまった場合は?
万が一車検が切れてしまった場合、その車を公道で乗ることはできません。道路交通法違反となり、免許の停止はもちろん、6か月以下の懲役、又は30万円以下の罰金という重い罰則が科されます。
知らずに運転してしまうことのないように注意しましょう。車検が切れてしまった場合は、車の引き取りを依頼するか、仮ナンバーを取得する必要があります。
引き取りは無料で行ってくれるところもありますが、追加で費用がかかるところもあります。
また、基本的に引き取りを依頼した業者で車検を受けることになるので、見積りの比較ができないこともデメリットです。
そうならないためにも、なるべく余裕をもって車検をうけることをおすすめします。ちなみに、車検が切れていても売却は問題なく可能です。
車検を取るかどうか迷っている方は、一度無料の買取査定を受けてみると良いでしょう。
車検を早く受けると損するワケとは?
車検のタイミングは、通常であれば満了日の30日前から満了日までに受けるのが一般的です。この時期より前倒しで車検を受けることも可能ですが、その場合は次の車検の満了日が早くなってしまいます。
例えば、2018年12月10日が満了日の自家用乗用車があるとします。自家用乗用車は通常2年毎に車検を受ける必要があります。
この場合、
- 満了日の30日~満了日までに受けた場合
⇒次回の車検満了日は2020年12月10日 - 30日より前の10月10日に受けた場合
⇒次回の車検満了日は2020年10月10日
のようになります。
つまり、満了日の30日以上前に車検を受けるとその日から2年後が満了日となることから、車検を早く受けると損をしてしまうことになります。
特別な理由がなければ、前倒しで車検を受けるメリットは無くデメリットとなるので、適切なタイミングで車検を受けましょう。
指定工場での車検は最大45日前でもデメリット無し?
指定工場に車検を依頼する場合、最大で45日前まで損をせずに車検が受けられる場合があります。
なぜなら、指定工場の場合は、車検場と同等の設備があり、車を持ち込まなくてもその場で検査を行うことができるからです。
指定工場の場合、検査に合格した証明となる保安基準適合証と、必要な書類だけ陸運局に提出すれば、新しい車検証とステッカーが発行されます。
この保安基準適合証は、検査を行った日から15日以内に提出しなければいけません。15日という期間を逆に最大限活用することで、45日前から損することなく車検を受けることが可能になるのです。
この方法は、認証工場ではできない方法です。さらに、業者側が書類を提出する日も限定されてしまいます。
万が一車検証がその日に発行できなかった場合、車検を受けなおさなければいけないというリスクもあるので、全ての指定工場が45日前から車検を受け付けてくれるとは限りません。
車検を依頼する業者に、45日前でも損なく車検を受けられるかどうかの事前確認は必要です。
認証工場と指定工場の違いについては、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。
中古車は前倒しがメリットになる場合もある
中古車の場合は購入日ではなく、前のオーナーが最後に車検を受けた日によって満了日が変わります。
既に車検が切れている車を購入する場合は、丸2年の車検期間がありますが、購入する中古車によっては、納車から2、3ヶ月で車検というケースもあるでしょう。
この場合、少しもったいないですが、車検を前倒しで受けた方がメリットとなる場合もあります。なぜなら、購入時には納車前整備をするのが一般的で、ここにも点検料や整備料がかかっているからです。
納車時にしっかり整備していれば、2、3ヶ月後の車検は問題なく通る場合が殆どですが、それでも点検料はかかります。
つまり、少なくとも点検料は納車時と車検時の2回かかってしまうということになるのです。もちろん、中古車屋さんによって、どの程度納車前整備をするかも違うので、一概には言えません。
中古車の場合は、少し乗ってみてから不具合が見つかる場合もあるので、再度点検したほうが安心して乗れるという方も多いでしょう。
また、中古車をローンで購入する場合、購入時に前倒しで車検を受ければ、車検代をローンに組み込めるのもメリットの1つです。
全ての人にメリットがあるわけではありませんが、このようなケースの場合、一度購入前に前倒しで車検を受けることを相談してみると良いかもしれませんね。
車検の混雑時期と予約のタイミング
車検は混雑時期がある程度決まっています。基本的に12月~4月は車検が多くなるタイミングです。
12月、1月はそれほどでもありませんが、年末年始の休みで業者の営業日数自体が少なくなることも影響しています。
特に車検が多くなるタイミングは3月で、車検業者には非常に多くの予約が入ります。これは、4月からの新生活を迎えるために車の販売台数が大きく増えることが理由です。
車検は1ヶ月前から損なく受けられるので、当然前後の2月、4月もかなり混雑します。この時期に車検の満期を迎える方は、早めに業者を選び、予約を入れておくことをおすすめします。
満期ギリギリになってから行くと、予約がいっぱいで受付できないなんてこともあるかもしれません。
車検の予約はいつからできる?お得なタイミングは?
車検を受けるタイミングは、1ヶ月前からでも、予約自体はそれ以上前から可能です。特に最近では、車検業者の競争が激しくなり、多くの業者が車検の早期予約割引を実施しています。
車検の早期予約割引は、基本的に早ければ早いほど割引額が多くなる傾向にあります。
比較的多いのは、車検満期から3~1ヶ月前の予約に割り引きを実施している業者で、中には6ヶ月前からの予約割引を実施しているところもあるようです。
お得に車検を受けたいのであれば、満期の3ヶ月くらい前のタイミングで車検をどこに出そうか探し始めると良いでしょう。
ただし、早期の予約は仮予約や概算での見積りになるのが一般的で、入庫時に金額が変わる可能性があります。
これは、予約から入庫までに車の状態が変わるので仕方のないことですが、正式な見積りを出してみたら思ったより高いということもあるので注意が必要です。
早期予約割引などの特典は楽天Car車検でもチェックできるので、近くの業者を比較してみて下さい。会員でなくても車検業者の比較にはとても便利ですよ♪
まとめ
いかがでしたか?車検は特別な理由がなければ、30日前から受けるのが一般的です。車検が切れてしまってからでは遅いので、満期を把握し、適切なタイミングで車検を受けて下さい。
また、混雑する時期に車検の満期を迎える方は、早めに車検に出す準備を整えましょう。お得に車検を受けるには、早期割引なども有効に活用することをおすすめします。
車検どこに出そうか迷っている方は、それぞれの特徴を以下の記事にまとめてありますので、是非参考にしてみて下さいね。