車のフロントガラス内側の汚れを綺麗に掃除する方法!あると便利なアイテムも紹介!

洗車・コーティング
yasu

自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

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車のフロントガラスの内側は傾斜がついているので車種によってはかなり拭きにくく、うまく汚れが拭き取れないという方も多いのではないでしょうか?

そのため、洗車はよくするという方でも、掃除が面倒なフロントガラスの内側は後回しにしてしまいがちです。

重い腰をあげて掃除するときには汚れが溜まっているので大変ですし、綺麗になったと思っても拭き残しがあったり、油膜がギラギラして見にくいなんてこともあると思います。

そこで今回は、フロントガラス内側の汚れを簡単に落とせる掃除方法をご紹介します。あると便利なアイテムもいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。

フロントガラス内側の汚れを綺麗に掃除する方法

フロントガラス内側の汚れは、基本的に水拭きと乾拭きで綺麗になりますが、水拭きで落ちる汚れだけでなく、手垢やヤニなどの油性の汚れが付いている場合もあります。

フロントガラス内側の汚れが頑固で落ちなかったり、油膜がギラギラして見にくい場合は、アルコールや内窓用のガラスクリーナーを使用して掃除しましょう。

フロントガラス内側の清掃手順

油性の汚れがある場合の掃除手順は以下の通りです。

  1. ガラスの内側全体をタオルで水拭き
  2. 乾いたタオルで乾拭き
  3. アルコールやクリーナーで油性の汚れを落とす
  4. もう一度水拭きする
  5. 乾いたマイクロファイバータオルで仕上げ

フロントガラスの汚れ具合にもよりますが、最初からクリーナーやアルコールを使用しても汚れが落としきれずに跡が残ってしまうので、使用前に一度水拭きと乾拭きをしましょう。

水拭きと乾拭きだけでフロントガラスの汚れが綺麗に落とせた場合はその後の工程は不要です。

ガラスクリーナーは様々なタイプが販売されていますが、スプレー(エアゾール)タイプやフォーム(泡)タイプは増粘剤(油分)が入っているので、あまりおすすめしません。

いくら綺麗に拭いたつもりでも白く残ってしまったりするのは、ガラスクリーナーの成分が原因であることが多いです。

ガラスクリーナーを選ぶ時は、アルコール(エタノール)が含まれたサラッとしている液体タイプのクリーナーを選びましょう。

ウォッシャー液にもエタノールが配合されているので、自宅でストックしている方はウォッシャー液でも代用できます。

また、わざわざ購入しなくても食器用洗剤を薄めて使用してもOKです。油汚れを落とすには適していますし、どの家庭にも必ずあると思います。

ただし、食器用洗剤を使用する場合は、そのまま乾拭きしても洗剤が残ってしまうので、必ずもう一度水拭きしてから乾拭きしましょう。

最後の仕上げはマイクロファイバータオルがおすすめ。普通のタオルより繊維がフロントガラスに残りにくく綺麗に仕上がります。

フロントガラス内側を掃除する時の注意点

フロントガラスの内側には、ナビ(テレビ)のアンテナやGPS、ETCの受信機やドライブレコーダーなどの機器が付いていることも多いでしょう。

フロントガラスを掃除する時には、これらの部品を傷つけたり力を加えてしまうことのないように注意してください。

万が一外れても基本的には両面テープで付いているだけなので、再度つけることは可能ですが、ナビのアンテナは破損すると部品を購入しなければならなくなってしまいます。

また、アルコール(エタノール)やガラスクリーナーを使用する場合は車のドアや窓を開け、換気しながらおこないましょう。

直接フロントガラスに噴射すると吸い込む危険性があるので、必ずタオルに含ませて使用して下さい。

中には薬局などで購入できるエタノールを推奨しているサイトもあるようですが、濃度が高すぎて揮発性も高いため、個人的には使いにくいかなと思います。

濃度の高いエタノールを使用する場合は引火する危険性もあるため、火気に近付けないなどの使用上の注意を良く読んで使用して下さい。

フロントガラス内側の清掃にあると便利なアイテム

フロントガラスは車種によって形状や傾斜が違うため、手では届かない場所や拭きにくい場所も多いと思います。

そこであると便利なのが、車内の窓用ワイパーです。狭いところも簡単に拭くことができるので、傾斜のあるフロントガラスを無理な体制で拭く必要がなくなります。

類似品がたくさんあり、すぐ壊れてしまうものも多いようですが、以下の商品はレビュー件数も多くて評価も高いのでおすすめ。

スプレーボトルとファイバータオル2枚付、モップ部分(約155mm×約105mm)、ハンドル部分(約400mm)

また、手が届かない場所を拭くだけなら細めの棒(割りばし等)やプラスチック製の定規などを使用するのもおすすめです。

わざわざ車内用のワイパーを買わなくて済むので、自宅に代用できるようなものがないか探してみましょう。

フロントガラスや内窓用におすすめのガラスクリーナー

最後に、フロントガラスや内窓用におすすめのガラスクリーナーをいくつかご紹介します。

ここでご紹介するガラスクリーナーは、Amazonや楽天でレビュー数が多く、評価の高い商品に厳選しています。

なかなか満足のいくガラスクリーナーが見つからないという方は是非参考にして下さい。

【クリンビュー】 超スッキリガラスクリーナー

クリンビューのガラスクリーナーは高級アルコールを配合した速乾性のクリーナーで、ヤニなどの油汚れが良く落ちます。

水に近い使用感なので使いやすく、特にギラギラしたガラスの油膜に悩んでいる方におすすめです。

ノンシリコンで界面活性剤を含まないため、2度拭きは不要のクリーナーですが、最後は乾拭きすると綺麗に仕上がります。

容量の割には価格も安く、自宅の窓ガラスにも使用できるので、コスパの良い商品といえるでしょう。

【カーメイト】エクスクリア ガラス内側クリーナー

カーメイトのガラスクリーナーはAmazon、楽天ともにレビューも多く、高評価を得ています。

水を使用していない特殊な油溶性クリーナーということで、拭く時の滑りがとてもよく、そのうえギラついたり白い跡も残らないので、多くの購入者から使いやすいと評判です。

量が少ないので他社と比較するとコスパは悪いですが、油汚れを落とすにはおすすめ。さらに通常よりも強力なタイプが用意されているので、汚れが酷い時は強力タイプを選ぶと良いでしょう。

【ソナックス】グラスクリア

ソナックスのグラスクリアはAmazonで人気のガラスクリーナーです。ノンシリコンで窓ガラスがギラギラすることなく汚れをおとし、同時にナノサイズの防汚コート被膜を形成します。

口コミでも洗浄力と拭き残りしにくいことが評価されていて、容量も大きいためコスパも抜群です。

また、内側だけでなく外側のガラスにも使用できるので、普段から使いやすく活躍の場が多いガラスクリーナーといえるでしょう。

まとめ

フロントガラスの掃除は基本的に水拭きと乾拭きで綺麗になりますが、手垢やヤニなどの油性の汚れがあるときはアルコールやガラスクリーナーを使用しましょう。

ガラスクリーナーを使用する際も、まずは水拭きをしてからのほうが汚れが残りにくく、綺麗に掃除ができるはずです。二度拭き不要のクリーナーでも乾拭きすることをおすすめします。

車種によってはフロントガラスの掃除がしにくいこともありますが、そのような場合はウインドモップなどを利用すると楽に清掃できるでしょう。

定期的に掃除していれば汚れも簡単に落ちやすいので、少しでも楽に掃除する方法を確立してこまめに掃除するのが綺麗なフロントガラスを保つコツです。

また、フロントガラスの外側はコーティングをしている方も多いと思いますが、メンテナンスを怠ると油膜になってしまい、ガラスがギラついて見にくくなります。

窓ガラスのコーティング剤やメンテナンス方法などについてまとめてありますので、興味のある方はチェックしてみて下さい。