車は10万キロを超えると交換時期を迎える部品が多いため、車検費用が必然的に高くなります。
これは軽自動車も同じで、車検代がこれまでの1.5~2倍程度になることも少なくありません。
車検代を安くしたいのであれば、ディーラーでの車検を辞めると安くなります。
なぜなら、ディーラーは基本工賃が民間の整備工場よりも高く設定されていることが多く、今すぐ交換する必要の無い部品まで交換することがあるからです。
本記事では、10万キロを超えた軽自動車の車検相場や、少しでも車検代を安くする方法をご紹介します。
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走行距離が10万キロを超えたら車検代が高い
軽自動車は車検も税金も安く、コスパが良いのが魅力ですよね。
しかし、車の走行距離が10万キロを超えると、見積りにいったときに今までの車検代より急に高くなり、驚く人は多いのではないでしょうか?
今まで10万円以内で収まっていた車検費用が急に10万円を超えてくるため、そろそろ寿命なのかな?、乗り換えたほうがいいのかな?と考える気持ちは良くわかります。
実際、軽自動車に限らず普通車の場合も、走行距離が10万キロを超えるタイミングで乗り換える人は多いです。
ただ、10万キロを超えると車検代が高いのは交換部品が多いからで、車自体が寿命というわけではありません。
きちんと整備すればまだまだ乗れるので、もし乗り換えるなら良く考えてから決断しましょう。
乗り換えるべきか悩むときの判断基準
車を乗り換えるべきか悩むときは、年間にかかる維持費を比較してみるのがおすすめです。
例えば、今乗っている車が9年(4回目の車検)で10万キロを超え、次に購入する車も同じように9年乗る予定だとします。
10万キロを超えると車の買取額は大きく下がる傾向にあるので、今乗っている車も次の車も9年後の買取額は0円と仮定しましょう。
では、150万円の軽自動車を新車で購入して乗り換える場合、9年間だと車検で24万円(1回8万の3回分)かかるので、合計174万円を9年間かけて消費することになります。(ガソリン代などは除く)
つまり、上記のケースでは乗り換えた場合に年間約20万円が維持費でかかるため、今乗っている車の維持費が年間20万円以下なら乗り続けた方が安いということです。
ただし、乗り続けた場合は車検以外で故障が発生し、その他に修理費用がかかる場合もあります。ですから、なるべく万全の整備をした場合の車検費用で比較して下さい。
また、この比較は単純にコストだけですが、今の車に飽きてしまったり、今現在欲しい車があるというケースなら、多少維持費が上がっても乗り換える選択をするでしょう。
軽自動車は人気があるため、10万キロでも買取価格がつく場合が多いです。あくまで判断する基準の1つとして考え、総合的に判断してください。
走行距離が10万キロを超えた軽自動車の車検費用
ちなみに、走行距離が10万キロを超えた軽自動車の車検費用は、車種や車の状態によってもかなり変わりますが、だいたい8~15万円程度が相場になります。
内訳としては、法定費用が約3万円、基本料金(代行手数料含む)が約2.5~4万円、整備費用が約3~8万円です。
特にタイミングベルトを使用している車種は交換費用だけで3~5万円程度かかるので、車検費用もその分高くなると思ってください。
走行距離が10万キロを超えたあたりからは、今までどんなメンテナンスをしてきたかの差が顕著にでてきます。
殆どメンテナンスをしてこなかった車はそのつけを一気に払うことになり、交換が必要な部品も多くなってしまうはずです。
もっと具体的に10万キロ付近で交換が必要になる部品を知りたい人は下記の記事を参考にして下さい。
少しでも車検費用を安くしたいならディーラー車検は辞めるべき!
少しでも車検費用を安くしたいなら、ディーラーの車検ではなく民間の整備工場(ガソリンスタンドやカー用品店なども含む)に車検を依頼しましょう。
車検や整備の工賃は、基本工賃×作業点数(作業にかかる目安の時間)で決まりますが、殆どの民間の整備工場ではディーラーより基本工賃が安く設定されています。
そのため、作業量が多くなればなるほど金額に差がつきやすく、同じ内容の車検でもディーラーより民間の整備工場のほうが数万円安くできるというケースも少なくありません。
普段ディーラーに全てお願いしているという人も多いと思いますが、少しでも安く車検を受けたいなら一度他の車検業者でも見積りをとって比較してみて下さい。
民間車検でも全く問題なし!
ディーラーは安心感があり、民間の整備工場に不安を感じている人も多いですが、作業の質は業者というより担当する整備士の技術力や丁寧さなどで決まります。
ディーラーだろうが民間の整備工場だろうが、学校を卒業したばかりの新人が担当することはありますし、逆に経験豊富なベテランが担当することもあるでしょう。
もっといえば、車検の基本内容は点検であり、点検項目は国が定めているので、やっていることはどこも殆ど変わりません。
付随する整備も難しい作業は殆どないので、車検の実績がある整備工場なら全く問題はないはずです。
安くて安心できるところは?と聞かれれば、個人的には車検専門店をおすすめします。
基本的に立会い車検なので、車の状態を見ながら現状を説明してくれますし、しっかりしたマニュアルがあるため、どの店舗でも一定以上のサービスが受けられるからです。
民間の整備工場は店舗による差が大きいのがデメリットですが、全国展開している車検専門店なら安心して任せられるでしょう。
比較する時は見積りの内容をチェック
車検の基本的な内容は同じでも、とにかく安さを重視した業者もあれば、安全性を重視する業者もあります。
安さを重視した車検業者は、車の現状をみて車検に通らないところだけ整備しようとする傾向があるので注意してください。
ただ車検に通すだけの整備だと、車検後にすぐ交換時期がきてしまう部品があったり、故障して交換することになったりしてニ度手間になることも多いです。
作業内容によっては車検と一緒にやると工賃が割引になる場合もあるので、結果的に高くついてしまう可能性もあります。
ただ車検の金額だけを比較するのではなく、車検の内容もチェックし、何を交換するのか、どんな整備をするのか理解した上で依頼しましょう。
1社だけでは内容の比較が出来ないので、できるだけ複数の車検業者で見積りをとることをおすすめします。
ディーラーで見積り⇒民間の業者で見積りがおすすめ!
ディーラーの車検はやや過剰整備気味の手厚い提案をする場合が多く、安全性を重視するという人にはピッタリです。
しかし、まだ使える部品も早めに交換することになってしまうため、その分費用も高くなります。
さらに、基本となる工賃の設定が高いので、同じ作業をしてもディーラーのほうが高くなってしまうでしょう。
ですから、一度ディーラーで見積りをとってから民間の業者と比較するという順番がおすすめです。
この順番ならディーラーの手厚い提案内容を知ることができますし、その上で他車との見積りの違いも一目でわかるでしょう。
ディーラーの見積りにある整備が民間業者ではなかった場合、必要がないのか聞くことができますし、逆の場合はその整備がなぜ必要なのか聞くことができます。
はじめて利用する整備工場などに車検を依頼する際におすすめの方法です。
近くにある民間車検を探す方法
ディーラー以外の整備工場や車検専門店などに依頼したくても、近くにどんなお店があるのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
もし近くの車検業者を探したいのであれば、楽天Car車検がおすすめです。
郵便番号を入力するだけでそのエリアにある車検業者がすぐに見つかりますし、口コミも見れるようになっているので、初めて利用する店舗の評判もわかります。
もちろんネットから見積りの申込みもできますし、実際に車検を受ければポイントも貯まるので、利用するデメリットは殆どありません。
お店によっては車検のコースごとに料金が表示されてあったり、割引メニューなども明記してあるので、大体の車検費用を知りたい時も便利に使えるはずですよ。
高いディーラー車検はもう卒業!
車は走行距離が10万キロを超えたあたりで交換時期を迎える部品が多く、車検費用が必然的に高くなってしまいます。
しかし、車検を受ける業者を選べば費用は安くできるので、これまでディーラーに全てをお願いしていた人はこの機会に民間の整備工場を探してみて下さい。
信頼できる良い整備工場が見つけることができれば、あなたのカーライフは今よりもっと充実したものになるはずです。
また、どこに頼めば良いか分からない、そもそも近くにある車検業者が分からないという人は、楽天Car車検で探してみましょう。
車検業者の口コミが見れるサイトはあまりないので、はじめて利用するお店を探すときには便利なはずですよ。