中古車を購入する場合、納車されるまでの期間はどれくらいなのか気になりますよね?
いつまでに車が欲しいというのが決まっている方は、納車までの期間が早いかどうかも購入するかどうかの判断材料になるかもしれません。
でも実は、中古車の納車期間は販売店や車の状態、地域によっても結構違いがあります。
そこで今回は、中古車の納車期間について詳しく解説します。
できるだけ納車日を早めるための方法についても解説するので、これから車を購入しようと考えている方は参考にして下さい。
中古車を購入してから納車されるまでの期間
現車がある中古車は新車と比較して納車までの期間が早いというメリットがあります。中古車を購入してから納車されるまでの期間は、だいたい1週間~2週間程度が目安です。
中古車の購入から納車までの流れを簡単に説明すると、
- 契約
- 書類の作成・準備
- 登録手続き
- 納車
という流れです。
また、上記の流れの中で基本的には納車前に販売店側が一度車を点検し、不具合や問題点がないか確認します。
点検や決まった納車整備などをおこなう販売店も多く、全部やっていると1、2週間はかかってしまうというわけです。
条件が揃えば納車期間はもっと早くなる
基本的に中古車の納車は1~2週間程度の期間が必要になりますが、条件が整っていれば3日程度で納車される場合もあります。
その条件とは以下の3つです。
- 整備済み、整備不要の中古車であること
- 追加で取り付ける部品がないこと
- 軽自動車であること
3つの条件を全て満たしていなくても、基本的に上記の条件を多く満たすほど納車は早くなります。
では、なぜこれらの条件を満たすと納車が早くなるのか、その理由についてもう少し詳しく解説していきましょう。
整備不要の中古車は納車が早い
既に整備が完了している中古車を購入する場合や新車同然の新古車、車検付の現状渡しで販売する場合など、整備が不要な中古車は書類さえ揃えば登録の手続きができます。
逆に、整備する箇所が多ければ多いほど部品の取り寄せや作業に時間がかかるため、納車までの期間は長くなるはずです。
できるだけ納車までの期間が早い中古車を探している場合は、既に整備がしてあるかどうかなどの確認をしておくとよいでしょう。
追加で取り付ける部品がないと納車は早い
中古車は新車よりも安く買えるので、その分カスタムにお金を使うという方は多くいます。
中古車の購入時に社外ナビやETC、ドライブレコーダーやアルミホイールなどを追加で取り付けるという方は多いでしょう。
別で取り付けるパーツは販売店側で在庫していることは少なく、基本的に契約後に注文して届いたら取り付けることになります。
当然納車までの時間は長くなるので、納車を急ぐならとりあえず一度納車してもらい、部品が届いたら改めて取付にいくという方法がおすすめです。
軽自動車で車庫証明書が不要だと納車は早い
普通車の場合は登録時(名義変更時)に車庫証明書が必要になりますが、軽自動車の場合は車庫証明書は不要です。
車庫証明書は申請してから早くて3~4日程度、土日祝日をまたぐと1週間程度の時間がかかるので、軽自動車の場合は納車期間はかなり短くなるでしょう。
ただし、地域によっては軽自動車でも保管場所の届出が必要な場合があります。該当地域にお住まいの場合は納車後に保管場所の届出を忘れずにしておきましょう。
ちなみに、保管場所の届出をする場所は管轄の警察署になります。
購入時に販売店でも届出が必要かどうか教えてくれると思いますが、事前に知りたい方は下記のページで確認してください。
全国軽自動車協会協会:軽自動車の保管場所届出義務等の適用地域
中古車の納車期間は車検のありなしで変わる?
中古車の納車期間は、その車に車検が残っているかどうかでも変わります。
車検ありの場合は登録手続きだけでも納車できますが、車検なしの車は少なからず車検を通すための整備や点検が必要になるからです。
とはいっても、ある程度整備してから展示する中古車販売店であれば、車検は点検する程度で通すことができるので、そこまで納車期間が遅くなることはないと思います。
車検のありなしによって納車期間が変わるというよりも、販売店の体制や購入時期などによって多少変わると思ったほうが良いでしょう。
特に繁忙期(3月など)は他の手続きや整備でバタバタしているので、車検なしで整備が必要な場合は納車時期も伸びてしまう可能性が高いです。
中古車の納車期間を少しでも早める方法
中古車の納車期間は販売店次第と思われがちですが、購入する側ができることはいくつかあります。
例えば・・・、
- 必要書類をなるべく早く不備の無い状態で揃える
- 銀行のローンを利用する場合は事前審査を利用する
- 車庫証明書を自分で申請する
などです。
必要書類を早く揃える
中古車の購入には、実印と発行から3ヶ月以内の印鑑証明書が必要になります。(ローンを利用する場合は不要になるケースもあります)
軽自動車の場合は認印と住民票で手続きできるので、印鑑証明書は不要です。
車をはじめて購入するという方は、もしかしたら実印の登録をしていないかもしれません。印鑑証明書は市役所などに実印を登録しないと発行できないので、早めに登録して準備おきましょう。
ちなみに、売却や下取りする車がある場合は別途書類が必要なので、詳しくはこちらを参考にしてください。
銀行のローンは事前審査を利用する
中古車の購入時には販売店で提携しているローンも利用できますが、金利の安い銀行ローンを利用する方も多いでしょう。
銀行のローンを利用する場合は審査に時間がかかることもあるので、事前(仮)審査を利用することをおすすめします。
購入予定の車や予算から概算で少し高めに金額を決定し、事前に審査をうけておけばスムーズにローンが通るでしょう。
マイカーローンを取り扱う銀行なら殆ど対応しているはずですし、中にはネットから事前審査できるところもあります。詳しくは利用予定の銀行で確認してください。
ちなみに、販売店の提携ローンを利用する場合はその場で仮審を受けることが可能です。
車庫証明書を自分で申請する
普通車の購入時には車庫証明書が必要ですが、車庫証明書は一番準備に時間のかかる書類です。
平日の8:30~17:00までと申請時間が限られますが、すぐにいけるなら自分で申請したほうが早くて確実でしょう。(受付時間は地域によって若干異なります)
代行手数料の節約にもなるので、基本的には自分でいくことをおすすめします。ただし、管轄の警察署に申請と受取の2回いくことになるので注意してください。
車庫証明書の書き方については下記でも画像付で解説しています。
まとめ
中古車の購入から納車までの期間は基本的に1~2週間程度で、条件が揃えば最短で即日~3日程度あれば納車できるケースもあります。
納車の期間を短くしたいなら自分で準備できる書類関係は速やかに用意し、あとは販売店に任せましょう。
早く納車してほしい気持ちは分かりますが、基本的に販売店は最短の納車日を案内しているはずです。
あまり急かしすぎると本来やるはずだった点検や整備などが省かれてしまうことも考えられるため、納車希望日やなるべく早くしてほしいことだけ伝えたら焦らずに待ちましょう。
また、中古車は寝引きがしにくいことが多いので、乗り換えを検討しているのであれば今乗っている車をいかに高く売るかがとても重要です。
車の買取価格は買取店によって全然違います。数店舗を比較しただけで数十万円変わることは多いので、損をしないように必ず比較してから売却しましょう。
複数店の比較なら車一括査定が便利です。おすすめの一括査定は下記の記事にもまとめてありますので、よろしければ参考にしてください。