コイン洗車場には高圧洗浄機や洗車機、掃除機などの設備が整っており、自宅で洗車ができない方には貴重なスペースです。
そんな洗車場を利用したいけど、どこにあるか分からない方や、初めて利用するので使い方が良く分からないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、近くにあるコイン洗車場を探す方法や洗車場にある設備の使い方、利用するにあたって知っておきたいマナーをご紹介します。
この記事を読めばきっと洗車場に対する不安もなくなり、早く洗車がしたくなることでしょう。
近くにあるコイン洗車場を探す方法
コイン洗車場を利用したいけど、どこにあるか分からないという方に向けて簡単な探し方をご紹介します。
近くにあるコイン洗車場を探す方法は色々ありますが、一番簡単な方法はgoogleの検索で『洗車場』、もしくは『洗車場 場所』と入力して調べることです。
今の検索エンジンはかなり進化していて、検索している位置情報から近くにある洗車場を探し、洗車場の名前や住所、営業時間だけでなく、地図まで表示してくれます。
位置情報を検索時に許可したくないという場合は、『マピオン電話帳』やカー用品で有名なソフト99が運営する『洗車ナビ』というサイトでも近くの洗車場を探すことは可能です。
どちらのサイトも都道府県や市区町村から登録されたコイン洗車場を探すことができます。
ただし、洗車ナビはソフト99の自販機が設置されたコイン洗車場しか検索することができません。
ソフト99の自販機が設置された洗車場を探したい場合には便利ですが、必ずしも一番近い洗車場を探せるわけではないという点には注意して下さい。
高圧洗浄機の使い方
コイン洗車場にある高圧洗浄機は、手洗い洗車をしたい方や車についた砂や埃をさっと流したい方におすすめの機械です。
使い方は簡単で、お金を入れてメニューを選択し、スタートボタンを押すだけです。
勢いよく水が噴射されるので、しっかりガンを握って暴れないように注意して下さい。
そこまで近づけなくても十分砂や埃は落ちるので、ある程度距離を離して使用しましょう。
また、高圧洗浄機は1回の時間が決まっているため、もたもたしていると洗車の途中で終わってしまいます。
1回の時間は洗車場や選択するメニューによって違いますが、概ね5分~10分程度です。
メニューは水だけでなく泡が出せるもの、撥水ができるメニューもあるのでお好みで選んでください。
ただ流すだけなら水洗いで時間停止できないコースでも良いですが、手洗いで利用するなら途中で一時停止できるコースがおすすめです。
料金も場所やメニューで変わりますが、安いと300~500円程度から使用できます。
使用後は速やかに場所を空けて、拭き上げのスペースで仕上げを行いましょう。
参考動画
高圧洗浄機で効率良く手洗いする手順
高圧洗浄機を使って無駄なく手洗い洗車をするためには、以下の手順がおすすめです。
- 予めカーシャンプーなどを泡立てておく
- ホイール周りから先に洗う
- ボディーについた砂や埃を上から順番に流す
- 一時停止して手洗いする
- シャンプーや泡を高圧洗浄機で流す
ホイール周りは泥だけでなくブレーキダストなどもついているので、一番汚れている部分です。
後でホイールを洗うとせっかく洗ったボディーに汚れが飛んで余計な手間が増えたり、そのまま拭き上げして傷になったりするので先に洗いましょう。
最後にシャンプーや泡を念入りに流すのは当たり前ですが、特に重要なのが③の手順です。
ボディーについた砂や埃をしっかり落としてから洗車しないと、手洗いでも傷がつく可能性が高いので注意して下さい。
天井から順番に上から水を流すようにするのがボディーについた砂や埃をしっかり落とすコツです。
高圧洗浄機は塗装を傷める?
コイン洗車場の高圧洗浄機は過程で使用できるタイプと比べて水圧は強いですが、だからといって車の塗装を傷めるほどのものではありません。
至近距離で一点を集中的に洗ったりするのはよくありませんが、通常の使い方をしていれば塗装の痛みを心配する必要はないでしょう。
ただし、塗装が既に劣化している車や再塗装している車などは剥がれる可能性もあるので注意して下さい。
傷のある部分から剥がれることもあるので、傷に高圧洗浄機を直接当てることも避けたほうが良いです。
また、塗装以外の車の部品に高圧洗浄機を直接当てるのは避けましょう。
特にホイール周りの洗浄時は、タイヤの近くにブレーキホースなどの重要な部品が付いています。
近付け過ぎるとブレーキホースを傷めたり、破損する可能性もあるのである程度距離を離して洗浄して下さい。
コイン洗車機の使い方
コイン洗車場にある洗車機の使い方は簡単で、車を入れたらお金とメニューを選んでスタートボタンを押すだけです。
操作パネルに表示のある装備品が車についている場合には、しっかり選択してその部分を避ける必要があります。
ボタンを押し忘れると途中で洗車機が停止したり車が破損することもあるので注意して下さい。
また、アンテナやドアミラーの格納も忘れずにおこないましょう。
ワイパーや固定できないアンテナなどは、念のためガムテープなどで止めておくと安心です。
洗車中に車を移動したり、ドアを開けたりするのは危険なので絶対にやめて下さい。
コイン洗車機の使い方については下記の記事でも詳しく解説していますので、ちょっと不安だなという方はこちらも参考にして下さい。
手洗いコースの使用方法
コイン洗車場にある洗車機の中には、ブラシで洗わずに泡だけかけて手洗いできるコースもあります。
洗車機での傷を心配している方にもおすすめで、手洗い後はエアーブローもされるため、拭き上げも楽にできるのがメリットです。
しかし、洗車機のところには屋根がなく、全て洗い終わるまで水が流せないので、途中で乾いてしまうというデメリットもあります。
特に天気の良い日中は乾きやすいので、あまりおすすめはできないコースです。
手洗いコースを利用する場合は、泡が噴射されてから一度洗車機が停止します。
手洗いが完了したら再度スタートボタンを押すと、泡を洗い流した後にエアーで余計な水をとばしてくれます。
掃除機の使い方
コイン洗車場には大型の掃除機も設置されていることが多く、自由に利用できます。
家庭で使う掃除機よりもパワーが強いので、砂や砂利などもしっかり吸引できます。
料金は1回100円で、1回で使用できる時間は3~5分程度です。
途中で停止できるタイプが一般的ですが、できないこともあるかもしれないので、事前にマットなどを外しておくと効率良く清掃できます。
また、掃除機のホースが車に当たると傷がつくので気を付けながら使用しましょう。
最低限知っておきたい洗車場のマナー
コイン洗車場は多くの人が使う洗車スぺースです。
マナーやルールを守らなければ、他人に不快な思いをさせてしまったり、トラブルに発展することもあるので注意して下さい。
とはいえ、そもそもルールや使用上のマナーを知らなければ守りようがありません。
最後に、最低限知っておきたい洗車場のマナーをご紹介します。
洗車スペースと拭き取りスペースを守る
コイン洗車場には高圧洗浄機や洗車機といった洗車スペースと、洗車後の拭き取り(拭き上げ)スペースが分かれています。
知らないとついやってしまいがちですが、高圧洗浄機を使用後にその場で拭き取りを始めるのはマナー違反です。
洗車場がガラガラなら良いかもしれませんが、混雑時には順番を待っている方もいます。
高圧洗浄機を利用して洗車が終わったら、速やかに車を拭き取りスペースに移動しましょう。
混雑時は待機場所で待つ
洗車場は多くの人が利用する場所なので、天気の良い日や休日などは混雑することも多いです。
洗車スペースが満車で空いていない場合は、待機場所で待ちましょう。
とはいえ、待機場所が別で用意されているわけではなく、殆どは拭き取りスペースが待機場所となっていることが多いです。
拭き上げスペースには既に洗車が終わった人とこれから洗車する人が混在しています。
自分より先に待っている人がいるかもしれないので、様子を伺いながら待つことが重要です。
汚れがひどい場合は周りに飛ばないよう配慮する
泥が大量についた状態など、汚れがひどい場合はいきなり高圧洗浄機を使用しないようにしましょう。
一応1台ずつパーテーションで仕切られていますが、勢いよく泥などを落とすと隣で洗っている車にかかる場合があるので注意して下さい。
周りに泥などが飛ばないように水圧を弱めてある程度落としてから利用するなど、周囲に配慮しながら他の利用者も気持ちよく使えるようにするのがマナーです。
洗車中や拭き上げ時はエンジンを停止する
洗車場に限ったことではなく、ガソリンスタンドなどでもそうですが、近隣の迷惑にならないように必要なとき以外は基本的にエンジンは停止しましょう。
洗車場の営業時間は場所によって違いますが、中には24時間営業しているところもあります。
特に夜間の利用時はエンジンの停止はもちろん、大きな音で迷惑をかけないようにするのがマナーです。
その他の一般的なマナー
洗車場は多くの人が洗車をするためのスペースで、駐車場ではありません。
意外と混雑することも多いので、少しの時間だからと車を置いて出かけないようにしましょう。
また、洗車場には水道も設置されていますが、水道だけを使用した洗車はマナー違反です。
洗車場は洗車場内の設備を利用する方にスペースを貸し出しているだけであり、誰でも無料で利用できるという場所ではありません。
一般的な常識がある方なら分かると思いますが、洗車場の運営にも費用がかかっているため、水道だけを利用した洗車は他の利用者にも迷惑となるのでやめましょう。
まとめ
コイン洗車場には洗車機や高圧洗浄機、掃除機やマット洗い機など、洗車に必要な設備が充実しています。
初めて利用する場合は少し不安な部分もあるかと思いますが、一度利用してみればこんなものかと思うほど簡単なものです。
いつもガソリンスタンドやカー用品店に洗車を頼んでいるという方も、たまには自分で洗車する感覚を味わってみるのも良いのではないでしょうか。
自分で洗車をしていると車にも愛着がわくので、この機会に是非洗車場で洗ってみて下さい。
また、自分で洗うのはやっぱりちょっと面倒だなと思った方は、洗車機の利用をおすすめします。
洗車機は傷がつくと思っている方も多いようですが、下手に手洗いをするくらいなら洗車機の方が傷がつかない場合もあります。
コーティング施工車などは注意点もありますので、下記の記事も併せてチェックして下さい。