外車も選べる車のサブスクはどこがおすすめ?輸入車でカーリースが人気の理由!

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yasu

自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

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車のサブスクリプションサービス(カーリース)は、外車や輸入車にピッタリのサービスといえます。

なぜなら、外車や輸入車をローンで購入した場合よりも月額料金を安く抑えることができたり、メンテナンス費用も含めて定額にできるからです。

車のサブスク(カーリース)なら頭金やボーナス払いなども不要で乗ることができますし、これまで諦めていた人も憧れの外車に乗るチャンスが広がります。

また、外車は国産車に比べると故障も多く、部品代も工賃も高くなりがちですが、メンテナンス費用込みのサブスクなら突発的に高額な費用が発生する心配もないでしょう。

しかし、逆をいえば外車はそれだけ業者側にもリスクがあるということ。いざ利用しようと思っても、車のサブスクや大手カーリースには外車や輸入車を扱うサービスは少ないです。

そこで、今回は外車も選べる車のサブスクリプションサービスやカーリースをご紹介します。それぞれの特徴や注意点なども併せて解説するので参考にしてください。

外車や輸入車でサブスク(カーリース)が人気の理由

車のサブスクリプションサービスやカーリースは、特に外車や輸入車で人気を集めています。

その理由は一般的に外車や輸入車は国産車と比較すると、以下のようなデメリットがあるからです。

  • 車両価格が高いのに売るときは安い
  • メンテナンス費用が高い

外車といってもピンキリですが、一般的には高級車というイメージが強く、車両価格は国産車と比べて高く設定されている車が多いです。

さらに、一部の車種を除いてリセールバリューも悪い(買うときは高いのに売るときは安い)ので、外車はコスパが非常に悪いと言わざるを得ないでしょう。

また、外車は国産車と比べると故障しやすく、部品代も高額になりがちです。

例えば、国産車ではフロントのブレーキパッド交換は部品代、工賃込みでも2万円程度ですが、外車の場合は部品代だけで2万円を超えることも珍しくありません。

さらに、外車はブレーキパッドだけでなくディスクローターもかなり摩耗するため、別途ローター研磨や交換が必要になり、数万円上乗せになるケースも多いでしょう。

このように、外車には国産車と違って購入することに対する不安やデメリットがあり、車のサブスクやカーリースはうまくその点をカバーしているといえます。

乗った分だけ料金を支払うというコスパの良さや、急な出費を心配する必要がないという安心感が外車のサブスクが人気になっている理由です。

外車も選べる人気の車サブスクリプションサービス

車のサブスクリプションサービス(カーリース)は多くありますが、国産車のみ扱っているサービスが殆どで、外車も選べるところは限られています。

外車も選べるサブスクで人気のサービスは以下の4つです。

  • SOMPOでのーる
  • SMAVO(スマボ)
  • もろコミカーコンカーリース
  • NOREL

殆どの外車が新車で乗れる!SOMPOで乗ーる

  • 殆どの国産車・輸入車に対応
  • 契約年数は3・5・7年
  • 月の走行距離制限は1,000~3,000km
  • 契約終了後は再リースや買取も可能
  • メンテ費用や任意保険も定額にできる

SOMPOで乗ーるはSOMPOホールディングスとDeNAの強みを生かしたサービスで、全国にある1,500店舗以上ある損保ジャパンの代理店で扱っています。

SOMPOで乗ーるは外車や輸入車の取り扱いが多く、ベンツやBMW、ジープやランドローバーなどの幅広い車種に対応しているのが特徴です。

SOMPOで乗ーるの場合、契約終了後は返却や乗り換えだけでなく、買取や再リースでそのまま同じ車を乗ることもできます。

新車の外車リースで契約終了後に買取を選べるところは殆どないため、最終的に購入したいと考えている人には貴重なカーリースでしょう。

また、メンテナンスプランは2種類あり、消耗品などの交換までカバーした充実した内容のプランと料金を抑えた最小限のメンテプランから選べます。(メンテプランなしも選択可能)

さらに、安心乗ーるプラスというオプションに加入すれば、メーカー保証の対象外となっている故障やメーカー保証が切れた後の故障もカバーできるので安心です。

SOMPOで乗ーるの公式サイトはこちら

ボルボの新車サブスク!SMAVO(スマボ)

  • ボルボの正規ディーラーが扱う新車サブスク
  • 契約年数は3・5年
  • 月の走行距離制限は750km
  • 原則契約終了時の残価精算なし
  • メンテは料金に含まれるが車検代は別途必要

ボルボのSMAVO(スマボ)は正規ディーラーで扱う新車サブスクで、最近では新車販売の約9%がスマボになるほどの人気です。

スマボには3年リースのスマボ2/3、5年リースのスマボ3/5があり、それぞれ3年リースは2年、5年リースは3年から乗り換えもできます。

ボルボのスマボはクローズエンド形式の契約となるため、契約終了後は乗り換えか返却の2択となりますが、その際の残価精算は原則不要です。

ただし、ボルボのスマボは走行距離が月間750kmに設定されているため、オーバーした場合は走行距離に応じて精算金が発生するので注意してください。

また、スマボの料金にはメンテナンス費用も含まれていて、車の傷などに対する補償もあるため、多少の損傷であれば負担金1万円程度で済みます。

しかし、スマボの料金には車検代が含まれていないため、3年リースの乗り換え時や5年リースでは車検代(20万円程度)が別途必要です。

ちなみに、ボルボではSELEKT SMAVOという中古車のサブスクもあります。中古車といっても登録から18ヶ月、走行距離が12,000km以内の車限定なので、状態は極上といえるでしょう。

中古車は1年の短期リースとなりますが、新車より手頃な価格で利用できるので、詳しくはディーラーや公式サイトで確認してください。

SMAVOの公式サイトはこちら

中古車だから外車も安い!もろコミカーコンカーリース

  • 外車は中古車のみなので数も少なめ
  • 契約期間は7年の長期リース
  • 残価設定0円なので契約終了後は車が貰える
  • 頭金やボーナス払いで月額料金の調整可能
  • メンテナンスプランはなしだが1年間の保証有

カーコンカーリースは基本的に国産車の新車リースがメインですが、外車の中古車リースも扱っています。

カーコンカーリースは残価を0円で設定しているのが特徴で、中古車の場合は2年前に返却することもできないので、感覚的にはローンで購入するのと殆ど変わらないでしょう。

残価が0円なので契約終了後はそのまま車をもらえますし、走行距離も気にせず乗ることができます。最終的に自分の車になるわけですから、ドレスアップやカスタマイズをしても問題ありません。

しかし、カーコンカーリースは新車ならオプションでメンテナンスプランをつけられますが、中古の外車リースはオプションの対象外となっています。

一応1年間は保証がついていますが、中古の外車は故障リスクが高いので、利用する際はその点に十分注意してください。

また、掲載されている台数も多くはなく、実際にチェックするとSOLDOUTとなっている車両も多いので、お気に入りの車がみつかるかどうかはタイミングによるでしょう。

カーコンカーリースの外車は殆どの車両が月額30,030円~となっていますが、これはボーナス払いを併用した料金です。均等払いの場合は車両ごとに違うので注意してください。

カーコンカーリースの公式サイトはこちら

ガリバーの中古車短期リース!NOREL

  • ガリバーの厳選された中古車を掲載
  • 契約期間は3ヶ月~
  • 走行距離制限は月間2,000km
  • 任意保険料も込みだが車両保険は別
  • メンテナンス費用は実費
  • 初期費用や運搬費用がかかる

NORELはガリバーの厳選された中古車が気軽に利用できるサブスクリプションサービスで、最短3ヶ月~という短期の利用ができる特徴があります。

月間の走行距離制限も2,000kmと多めに設定されていて、趣味で利用したい人はもちろん普段から車を利用する人も安心です。

NORELの料金は高くみえますが、他社と違って任意保険まで含まれています。ただし、車両保険は基本的に含まれておらず、自分で加入するかオプションのNORELケアに加入が必要です。

メンテナンス費用は実費となりますが、故障については利用者側に過失がなければ基本的に修理費を負担する必要はありません。

しかし、修理費用が発生しないだけで故障リスクがあることには変わりがないため、その点には注意してください。

また、NORELは掲載されている車両ごとに利用期限が設定されていて、長くてもその期限までしか利用できません。

さらに、掲載されている車両はそれぞれ保管されている場所が異なり、遠ければ遠いほど高額な陸送費がかかるので注意しましょう。

NORELの公式サイトはこちら

車のサブスク・カーリース利用時の注意点

車のサブスクやカーリースを利用する場合、一部のサービスを除いて中途解約は原則できません。

やむを得ず解約しなければいけなくなった場合、違約金や解約金が発生します。利用期間や残りの契約期間によっては高額となる可能性があるので注意してください。

また、車のサブスクやカーリースを利用するときは、万が一のときに備えて必ず車両保険に入りましょう。

殆どの人は車を運転するにあたって任意保険(自動車保険)に入ると思いますが、車両保険は高いから入らなくてもいいかと考える人も少なくありません。

しかし、車のサブスクやカーリースを利用中に万が一事故を起こした場合、高額な修理費用が発生します。

事故だけでなく天災や盗難のリスクもあるため、これらのリスクに備えられる車両保険に加入しましょう。

サブスクやカーリースの契約はやや複雑で、この他にも細かい注意点はいろいろあります。下記の記事ではよくある失敗などをまとめてありますので、契約前に一度目を通してみてください。

まとめ

外車や輸入車は国産車と比べて故障リスクが高く、維持費が高くなりがちであることからサブスクやカーリースを利用する人も増えています。

大手のサブスクやカーリースで外車や輸入車を選べるところは少ないですが、正規ディーラーのリースより自由度の高いプランやオプションがある場合も多いです。

損保で乗ーるのように殆どの外車や輸入車に対応しているサービスもあるため、どこを利用するのがいいか比較しながら検討してみてください。

また、最近は外車だけでなく国産車のサブスクやカーリースも人気です。とはいえ、国産車を取り扱うサービスは多く、選択肢が多くて迷ってしまうかもしれません。

下記の記事では人気の車サブスク7社を比較しています。外車だけでなく国産車も含めて検討している人は参考にして下さい。