人気のカーリースおすすめランキング5選!短期向けや中古車のリースならどこがいい?

車の購入
yasu

自動車整備士として車業界に15年以上携わり、修理の知識はもちろん車の売買からコーティングまで幅広い知識をいかして記事を執筆。国家資格の自動車整備士免許だけでなく、中古車査定士などの資格も取得しています。

yasuをフォローする

カーリースといえば法人のイメージが強かったですが、ここ数年で個人向けのマイカーリースを展開する会社が増え、今では数十社ものサービスがあります。

これだけの数があると1社ずつ比較するには手間がかかりますし、カーリースは料金やオプションなど仕組みがやや複雑です。

色々みたけど結局どこがいいのかわからない・・・という状態になる人も多いのではないでしょうか?

そこでこのページでは、国家資格を持った整備士でもあり車業界に15年以上いる私が、人気のカーリースからおすすめの会社を厳選して紹介!

様々なカーリースの内容や料金などを比較した上で厳選しているので、あなたにぴったりのカーリースがきっと見つかるはずです。

そもそもカーリースとは?なぜ人気なの?

カーリースとは、車を自分で直接購入するのではなく、リース会社が購入した車を契約した期間だけ月々定額料金で乗ることができる仕組みです。

契約できる期間はリース会社によって違いますが、一般的には3~7年程度が多くなっています。

車を購入する場合との違いは、月々の料金に税金やメンテナンス費用などが含まれていること。

購入時に頭金や初期費用を用意する必要がなく、車検や自動車税などの大きな出費を心配しなくてよいので、車の維持費が管理しやすいというメリットがあります。

また、利用料金はあらかじめ契約満了後の残価(下取り価格)を差し引いて設定されるため、必要以上の料金を支払う必要がありません。

契約満了時も基本的には返却すれば良いだけなので、売却の手間がかからず便利です。

一時的に車を借りるという点ではレンタカーやカーシェアリングなどと同じですが、カーリースは車を使用者として登録する必要があります。

ナンバープレートは『わ』や『れ』ではなく通常のナンバーになりますが、購入時と同じように車庫証明書の申請が必要です。

カーリースのメリット

カーリースのメリットについては先ほども紹介した通り、頭金や初期費用を用意しなくても新車に乗ることができたり、車の維持費を定額にできる点です。

特に車は自動車税や車検といった大きな出費が多いので、全てコミコミで定額にできるというのは維持費の管理がかなり楽になるでしょう。

また、カーリースは残価設定分を差し引いた料金を支払うことになるため、通常のローンより月々の支払いが安くなりやすいこともメリットといえます。

リース会社によっては月々1万円程度で新車が乗れるプランもあり、車は必要だけど維持できないと考えていた人でも利用しやすいはずです。

カーリースは自分のものにならないから損と思うかもしれませんが、最近では契約終了後にそのまま車が貰えるプランも増えています。

しばらく乗ってみて契約満了時に返却か乗り続けるか選べるのもカーリースのメリットの1つです。

カーリースのデメリット

カーリースのデメリットは、購入するときと比べて支払う総額が高くなりやすいことです。

カーリースは税金やメンテナンス費用などをすべて含めた金額に対してリース料率(ローンでいう金利にあたるもの)がかかります。

分かりやすく言えば色々まとめてローンを組んでいるようなものなので、手数料(金利)もその分高くなりやすいということです。

また、カーリースは契約満了時に違約金が発生する可能性があるので、これもデメリットの1つといえるでしょう。

例えば、決められた走行距離をオーバーしてしまったり、事故などによって車の価値を大きく下げてしまった場合に違約金が発生するので注意してください。

さらに、カーリースは中途解約が基本的に不可となり、やむを得ず解約する場合は手数料がかかることもデメリットです。

特に全損事故は強制的に解約となってしまい、車の損害に関しては自動車保険でカバーできても、解約手数料分がカバーできないこともあります。

保険会社によってはカーリースの解約手数料分も保証される特約があるので、心配であればそのような特約がある保険会社を選びましょう。

カーリースの選び方

カーリースを選ぶときは、なるべく自分の使用方法にあったところを選ぶのがポイントです。

自分が乗りたい車種があるかどうかは大前提ですが、その他に以下の項目は最低限チェックしましょう!

  • 契約年数
  • 走行距離制限
  • 月額料金に含まれる内容

それぞれどのような点をチェックすればよいか解説します。

契約年数…短期向きか長期向きか

カーリースは基本的に長期向けのプランが多く、3~7年程度のプランが多くなっています。

数ヶ月~利用できるカーリースもあれば、最長11年まで利用できるカーリースもあるので、利用したい期間に合わせてリース会社を選びましょう。

短期リースが得意な会社もあれば、長期リースが得意な会社もあるので、自分が利用したい期間が選べるカーリース同士を比較してみてください。

また、中古車か新車かによっても選択できる契約年数は違う場合があるので、その点も併せてチェックすることをおすすめします。

走行距離制限…少なすぎや多すぎに注意!

カーリースは残価を設定している関係上、走行距離制限を設定している場合も多いです。

走行距離制限はリース会社やプランによって月間数百km~無制限まであり、月額料金にも大きく影響しています。

ある程度自分が走行する距離を事前に把握し、自分にあったプランを選ぶと無駄がなく、結果的に料金も安いところが見つかるでしょう。

月額料金が安いけど月に500kmまでしか走れなかったり、高いけど走行距離が無制限という場合もあるので、自分にあったプランを選ぶことが大切です。

ただし、自分が想定している走行距離のギリギリを選ぶと、契約満了時に違約金が発生する可能性もあるので注意して下さい。

月額料金に含まれる内容…車検代やメンテナンス費用は要確認!

カーリースはそれぞれ月額料金に含まれている内容が違うので、契約前に利用するカーリースの内容をよく確認してください。

多くのカーリースでは車検の基本料金は含まれるけど、それ以外の消耗品などは自己負担というケースが多いです。

しかし、中には月額料金に定期的なオイル交換や、車検時のブレーキオイル交換などが含まれているリース会社もあります。

つまり、他社でいうところのメンテナンスプランが最初から付いていることになるので、料金を比較するなら月額料金に含まれる内容もチェックしましょう。

また、オプションになっているメンテナンスプランもリース会社によって内容が違います。

どこまでのメンテナンスをコミコミ料金にしたいかによっても変わりますが、メンテナンスプランに加入する場合は含まれる内容と料金をみながら比較してください。

人気のカーリースおすすめランキング

カーリースのプランは複雑で、各社微妙に内容が違ったりする場合も多く、同条件で比較するにはそれなりの知識が必要になります。

車に詳しくないという人にも選びやすいように、整備士の国家資格を持つ私が人気のカーリースからおすすめのリース会社をランキング形式で紹介します。

順位はつけていますが、それぞれ合う人合わない人がいるので、必ずしも1位のカーリースが全ての人におすすめというわけではありません。

1社ずつメリットやデメリットもまとめていますので、それも見ながら自分に合ったリース会社を選んでみてくださいね!

1位:3年以内の短期なら最安の新車リース【クルカ】

電球クルカのメリット
  • 圧倒的な高残価設定で月額料金が安い
  • 3年リースなので車検代は不要
  • 新車から3年だからメンテ代も殆どかからない
電球クルカのデメリット
  • 車種やグレードが限定される
  • 3年後は必ず車の返却が必要
  • 早期に申し込みを終了する場合がある

クルカは全国500店舗以上の加盟店を持つジョイカルジャパングループが運営する3年以内の新車リースを専門に扱うサービスです。

リースアップした車の売却先をあらかじめ決めることで他社より高い残価設定が可能になり、最低価格保証を実現しています。

クルカは3年後に必ず車を返却する必要があるので、3年毎に新車を乗り換えたい人にはピッタリ!

ただし、取り扱い車種が人気車種やグレードに限定されてしまうため、一度ラインナップを確認して乗りたい車があるかのチェックは必須です。

車種によってはローンで購入するより、月々の支払いを大幅に安くできるのでコスパも抜群!

1台の車をできるだけ長く乗りたい人には不向きですが、短期間の利用を考えている人や色々な新車に乗りたい人におすすめです!

クルカの公式サイトはこちら

2位:迷ったらココ!痒いところに手が届く【オリックスカーリース】

電球オリックスカーリースのメリット
  • 一定期間経過すれば途中で乗り換えや返却可能
  • 車検やオイル交換の無料クーポンが付く(中古車は一部のみ)
  • 走行距離制限が2000km/月と多め
電球オリックスカーリースのデメリット
  • メンテナンスプランがない
  • 無料クーポンを使用できる整備工場が指定される
  • あまり車を乗らない人は損をする

オリックスカーリースは業界最大手のオリックス自動車が運営するサービスです。

古くからカーリースを提供しているだけに内容も洗練されていて、車検やオイル交換の無料クーポンが最初からついていたり、走行距離制限も多めに設定して幅広い人に対応しています。

ちなみに、オリックスカーリースは5年契約が最短となっていますが、2年経過すれば乗り換えや返却が可能なので、比較的短期の利用にも対応可能。

7年や9年の長期プランでは、契約完了時にそのまま車をもらうことができるので、1台の車を長く乗る人にもおすすめのカーリースです。

ただし、走行距離制限が長めに設定されている分、残価も低めに設定されている可能性が高く、あまり距離を乗らない人は損をしてしまう可能性もあります。

また、無料クーポン以外にメンテナンスプランが用意されていないので、タイヤ交換やバッテリー交換などの比較的高額な部品交換は実費になる点は注意が必要です。

オリックスカーリースは車種も国産車なら何でも揃っていますし、中古車の取り扱いもあるため、殆どの人におすすめできるカーリースといえるでしょう。

オリックスカーリースの公式サイトはこちら

3位:短期~長期まで幅広く対応&中古車の掲載台数が多い【定額カルモくん】

電球定額カルモくんのメリット
  • 契約期間が1~11年の間で選べる
  • 長期プランで月額料金を安く抑えることができる
  • オプションやメンテナンスプランも充実している
電球定額カルモくんのデメリット
  • 長期プランになるほど支払い総額は上がる
  • メンテナンス費用は後日請求が必要
  • 中古車は3~8年のプランのみ

定額カルモくんはナイル株式会社が運営するカーリースで、知名度も高く人気があります。

定額カルモくんは新車の場合、契約期間が1年~11年までの間で選べるので、短期利用から長期利用まで幅広く対応可能です。

特に月額料金を少しでも安く抑えたい人は、11年プランを利用すれば無理のない金額で新車に乗ることができるでしょう。

また、定額カルモくんは中古車の掲載台数も非常に多く、他社よりも欲しい車が見つかりやすいです。

中古車の場合は契約年数が3年~8年までとなりますが、メンテナンスプランにも加入できたり、保証や車検(全て2年)もしっかりついています。

中古車でも長く安心して乗ることができるので、中古車のカーリースを考えているなら定額カルモくんがおすすめです!

定額カルモくんの公式サイトはこちら

4位:メンテプランが安くてコスパもいい【定額ニコノリパック】

電球定額ニコノリパックのメリット
  • 自分にあったプランを相談しながら決められる
  • 6ヶ月ごとのオイル交換が無料
  • 充実したメンテナンスプランに加入できる
電球定額ニコノリパックのデメリット
  • 申し込み時は問い合わせが必須
  • 短期リースや中古車は別サービス
  • 店舗によって受けられないサービスがある

定額ニコノリパックはニコニコレンタカーで知られる株式会社MICが運営するカーリースです。

定額ニコノリパックは細かいプランのカスタマイズが可能で、自分にあったプランを相談しながらきめることができます。

月額料金にはオイル交換も含まれていて、さらにオプションでメンテナンスプランの加入も可能。

タイヤやバッテリー、ブレーキパッドやベルトなどのあらゆる消耗品を含めて定額にできるので、色々とコミコミで定額にしたい人におすすめです。

定額ニコノリパックはヒアリングしながらプランを作っていく形になるので、他社のようにネットで契約まで完結することはできず、人によっては煩わしさを感じるかもしれません。

また、短期リースはニコリース、中古車はニコノリ中古車カーリースと別サービスになっていて、それぞれサービス内容や細かいルールが異なります。

全体的に他社と比較してやや複雑になっているため、利用する際にはしっかりと内容を理解してから利用しましょう。

定額ニコノリパックの公式サイトはこちら

5位:若い人や保険の等級が低い人におすすめ【KINTO】

電球KINTOのメリット
  • 自動車保険料も含めた定額料金
  • 誰でも同じ料金なので保険料の高い人ほどお得
  • トヨタ車だけでなくレクサス者もリース可能
電球KINTOのデメリット
  • 自動車保険の割引率が高い人はメリットがない
  • 全てのトヨタ車、レクサス車が選べるわけでない
  • 3年未満の短期利用は不可

KINTOはトヨタグループが展開するカーリース(サブスク)で、トヨタ車だけでなくレクサス車も選べます。

KINTOの特徴は自動車保険(任意保険)も月額料金に含まれていて、誰でも同じ料金で利用できることです。

誰でも同じ料金というのは人によってはメリットであり、逆にデメリットでもあります。

保険に新規で加入しなければならない若い人や等級が上がっていない人は、保険料込みの料金で考えると安く利用できるのでおすすめです。

しかし、既に等級が上がっていて割引率が高い人にとってはKINTOを利用するメリットがあまりないので、他のカーリースを利用したほうが良いでしょう。

また、KINTOはトヨタ車なら殆ど選べますが、一部のグレードが選べなかったり、契約年数は最低でも3年以上となっています。

他社のカーリースのように契約終了後に車が貰えるプランはなく、車を必ず返却しなければならない点にも注意してください。

KINTOの公式サイトはこちら

まとめ

カーリースは仕組みがやや複雑なうえに、リース会社によって内容がそれぞれ微妙に違います。

車に詳しくない人からみれば何をみればよいのかもわからないかもしれませんが、見るべきポイントは契約期間や走行距離制限、月額料金に含まれる内容の3つです!

やっぱりよくわからないという人は、今回おすすめした5つのカーリースをチェックしてください。

様々なパターンを想定して厳選しているので、きっとどれか1つはあなたに合ったカーリースと巡り合えるはずです。

また、カーリースを利用する前には必ず内容を理解してから契約しましょう。

よくわからないまま契約すると『こんなの聞いてなかった・・・』と後悔したり、失敗する原因にもなります。

カーリースのよくある失敗事例や注意点については下記の記事にもまとめてあるので、よろしければ併せて参考にしてみてくださいね。